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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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2週間の一時帰国を終了し、昨日よりインドでの闘いを再開。

秋の日本食べつくしツアー、というわけではなかったのだが、インドでは通常食べられないものを、片っぱしから食べた。

すし
さしみ
牛ステーキ
豚しゃぶ
とんかつ
うなぎ(@新宿)
うなぎ(@川越)
自家製ポークカレー
かつカレー
そば+天ぷら
うどん+天ぷら
・・・

これが新そばの時期の11月ならそば尽くしになっていたのだろうが、そばの季節ではないことが災いして、このような事態に・・・。おかげで、たった2週間で体重3kg増(実話)。

一番印象に残っているのは、実は自家製ポークカレーだったりもする。

これからインドに行くのに、なんでカレーなのか、と思う人はインド初心者。日本のカレーとインドのそれは別物。

あと、意外性という意味では、恵比寿の小料理屋で食べた春巻き。具がキャベツと牛肉。キャベツの甘さが豊かに広がり、牛肉とよく合う。そのためだけに、もう一度行ってみたいとさえ思う。
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今日は訳あって、急遽コンノート・プレイスなんぞに行く羽目に。

たまたまJNU前で拾ったオート・リクシャーが、ハズレ。余計なことをしゃべらない南デリーのオート・ワーラーとは違う、観光地によくいるタイプのオート・ワーラー。

よくしゃべる。英語で。

つるんでいる店に連れて行ってコミッションを稼ごうとする。

自分の子供が生まれたばかりなんだ、とかそういう話をして、こちらのチップを引き出すための伏線を敷く。

もちろんこんな手口が通用するような自分ではないし、結果的にはちゃんと目的地までまっすぐ行き、追加の請求もなにもなかったのだが、こういうオート・ワーラーは実に不愉快だ。南デリーで出会うことは極めて稀なのだが、おそらくたまたまどこかから流れてきていたオートを運悪く拾ってしまったのだろう。

コンノートで用事を済ませて、帰りに拾ったリクシャーもまたハズレ。

最初はそんな感じはしなかったのだが、途中で、自分の知っている店によってくれないか、などと振ってきた。行きのときのよくしゃべるお調子もの系とは違う、嘆願系。お願いだから、ちょっとだけ、買わなくてもいいから、頼むよ。その分運賃安くするから。みたいな。

もちろん却下。ふざけんな。急いでんだ。まっすぐ目的地に行け。

今日は、オート・ワーラー外れの日。

その分、飛行機の運航が順調であってくれればいいな、と願う。
同じJNUの寮でも、寮が違えばいろいろ違う。

たとえば、住所証明発行手続き。

前のチャンドラバーガー寮では、まずアプリケーション(発行願い)を自作し、寮の事務員か誰かに託す。すると彼らが、所定の用紙に必要事項を記入して作成をする。それに、シニア・ワーデン(寮監)のサインが入り、完成品となる。そのため、最短で丸1日かかる。

現ブラフマプトラ寮では簡単。アプリケーションもなしで、管理人の部屋に行き、その場で作成してもらう。隣室の事務員にサインとスタンプをもらう。完了。5分でOK。

また、荷物運び出しの際の許可も違った。

チャンドラバーガーでは、大きな荷物を運び出す際に、事前の許可が必要となる。またアプリケーションを書き、ゲート・パスと言われる許可証を出してもらう。それがないと、門で警備員に止められる。こういう制度が必要な理由は、食費などを支払わずに学生が退去してしまうことを防ぐためだ。

ブラフマプトラでは、ゲート・パスも不要。

手続きの違いというか、文化の違い。

若い学生が多く、学生の入れ替わりも多いチャンドラバーガーと、シニアの学生が多く、長期居住者が多いブラフマプトラの文化の違いが、制度に反映されている。トップダウンによる一律ではなく、必要に応じて制度が発展してきたということだろう。
デリー在住1年以上になるが、いまだによくわからない。

それは、専門書の流通。まだ謎が多い。

本屋によって、扱う本の偏りが非常に大きい。それは把握しつつある。あの出版社の本なら、ここ、というような。

しかしいまだに理解不能なのが、大手出版社の本なのに、発売当初から流通しないときがあること。

たとえば、この本。

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P. R. Chari (ed.), Indo-US Nuclear Deal: Seeking Synergy in Bilateralism, Routledge, 2009.

米印原子力協定本は数多くあるが、それらの中で、最もあてになりそうだったのがこの本。著名なChari氏が編集していること、大手のRoutledgeから出版されること、などから。

そこで、発売前から気にかけていたのだが、なかなか手に入らなかった。JNU内の本屋、バサント・ロークの本屋、出版社街の本屋、など。まったく見かけない。聞いても、そんな本は入ってきていないという。そのシンクタンクに訪れた際に、直接そこで買えないかと思って聞いてみたが、それもダメ。

で、出版から3カ月経ち、忘れかけていたのだが、昨日、デリー・ブック・フェアにて発見。他社のブースなのだが、20%引きで買えた。思わぬ収穫だった。スコールに打たれながら、わざわざ足を運んだ甲斐があった。

デリーには、東京でいうところの新宿の紀伊国屋のように、あそこに行けば専門書ならとりあえずそろっているはず、という店がない。見つかっていないのではなく、ない。特定の本を探しているなら、取り寄せるなり、あるいは最終的には出版社に直接行くということもできる。しかし問題は、どのような本が出版されているのかを網羅的に把握することができないのだ。日本の研究者は、マノーハルという出版社兼書店にそういう役割を求めているのだが、そこも不十分だ。
おもにJNU学内で使用している自転車。1年前ほど、わざわざチャンドニー・チョークまで行って購入したもの。

当時はギアつきの自転車を探して苦労したが、最近はムニールカーなど近くでもギアつき自転車が売られているのを目にする。

学外では稀だが、学内では、ギアつき自転車を見かける機会も多い。ただし、なぜかインドでは自転車の色は渋い。黒が基本。ギアつきのちょっと高いものだと、赤や濃紺もある。それに対し、自分の自転車はシルバーで、大いに目立つ。

今日はパンク修理。

学内の修理屋が忙しそうだったため、自転車を預け、あとで取りに行った。

取りに行ったときは、午後4時ごろにも関わらずランチタイムで不在だったので、お金を払わず自転車だけ取ってきた。もちろんあとで払いに行った。

支払いのときのこと。

「いくら?」
「てぃぇーん」
「?」

ティーン?Rs. 3?そんなばかな。
それともティース?Rs. 30?

そうではない。
ten
だったのだ。

なんだ英語かよ。

それにしても安いなぁ。
引っ越し後、インターネットは国営企業MTNLと契約。

先週月曜日に、ハイヤット近くにあるオフィスで、固定電話回線とインターネットの申し込み。初期費用としてRs. 2,500支払い。手続きは結構面倒だ。オート・リクシャーのストライキの日だったので、バスで往復した。

3日後の木曜日、まず、電話の取り付けが来た。寮の屋上から電話線を引き、電話機を設置。迅速な作業で設置完了。取り付けにあらわれたMTNL職員(おじさん)は、現れるなりヒンディー語でまくしたててきて、困ったなと思いつつヒンディー無理と言うと、ちゃんとした英語に切り替わってびっくり。どうみても外国人なんだから、最初から英語でよろしく。

翌週月曜日、今度はモデムをもった職員登場。今度は本格的に英語なし。モデムを電話機とPCに接続。まったく何を言っているのかわらからないので、寮で通りすがりを捕まえて通訳してもらったところ、PCの設定はやってくれないらしい。ただ、30分待てという。それだけやって帰っていった。接続確認とかはしないのか。

しばらく待ったが状況に進展はないので、モデムの説明書をたよりに、自力で設定を試みる。設定はいたって簡単で、すぐに説明書通りの設定はできたが、ネットは開通しない。

しばらくすると、MTNLから電話。ヒンディー。ヒンディー無理と察したらしく、しばらく待たされて、人が代わった。かなり訛りがきつい英語で厳しいが、なんとか意思疎通可能。どうも、接続設定の指示をしてくれている。なんとか指示を聞きとり、その通りに作業を行う。自力で行った作業自体は正解だったが、さらにユーザー・ネームとパスワードの設定が必要だった。それらはモデムの箱に手書きされていた。設置にきた職員はそんなこと言っていなかったが(ヒンディーで言っていたのかも)。これでめでたくネット開通。パチパチ。自由にネットを使えないここ10日ほどはとてもストレスを感じていたが、ようやく解放される。

接続プランは、速度256kb/s、使用料無制限。これで月600弱(税別)。

でも、実際の接続速度は27kb/sくらい。前のAirnetよりあからさまに遅い。不満。

(追加)MTNLは、ネットで料金の支払いができる(クレジット・カードなど)。この点は便利。

2a23819c.JPG
今月中旬、JNU内のブラフマプトラ・ホステル(寮)へと引っ越した。

2年目に突入し、いよいよ佳境を迎えつつある留学生活だが、これまでを振り返ると、研究活動以上に、衣・食・住への苦労が思いおこされる。寮の個室という安住の地を手に入れた今は、それらの苦労からかなりの程度解放され、研究により多くの時間を割くことが可能になった。しかし、そこに至るまでの道のりは長く険しいものであった。

インターネット環境の構築が完了し、一連の引っ越し作業を終えた今日、これまでを書き出してみることとする。

ここに語られるのは、1年以上にわたる、ある引っ越しの記録・・・。(長文)
ここ数日、雨がよく降る。
おかげで涼しい。
引っ越し中。

新居はインターネットの敷設がまだなので、とても不便。
深夜1時過ぎ。室温34.5℃。暑すぎ。

7月後半は、ここまで暑くなかった。ときどき雨が降るため。だいたい、もう2℃くらい低かった。その2℃の差が重要。

33℃までなら耐えられる。もちろんファンは全開で。

しかし、34℃を超えると厳しい。

窓を開けても、外もたいして気温が変わらないので、一向にすずしくならない。

願わくば、しばらくの間、すずしい高地で過ごしたいものだ。



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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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