インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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デリー在住1年以上になるが、いまだによくわからない。
それは、専門書の流通。まだ謎が多い。 本屋によって、扱う本の偏りが非常に大きい。それは把握しつつある。あの出版社の本なら、ここ、というような。 しかしいまだに理解不能なのが、大手出版社の本なのに、発売当初から流通しないときがあること。 たとえば、この本。 P. R. Chari (ed.), Indo-US Nuclear Deal: Seeking Synergy in Bilateralism, Routledge, 2009. 米印原子力協定本は数多くあるが、それらの中で、最もあてになりそうだったのがこの本。著名なChari氏が編集していること、大手のRoutledgeから出版されること、などから。 そこで、発売前から気にかけていたのだが、なかなか手に入らなかった。JNU内の本屋、バサント・ロークの本屋、出版社街の本屋、など。まったく見かけない。聞いても、そんな本は入ってきていないという。そのシンクタンクに訪れた際に、直接そこで買えないかと思って聞いてみたが、それもダメ。 で、出版から3カ月経ち、忘れかけていたのだが、昨日、デリー・ブック・フェアにて発見。他社のブースなのだが、20%引きで買えた。思わぬ収穫だった。スコールに打たれながら、わざわざ足を運んだ甲斐があった。 デリーには、東京でいうところの新宿の紀伊国屋のように、あそこに行けば専門書ならとりあえずそろっているはず、という店がない。見つかっていないのではなく、ない。特定の本を探しているなら、取り寄せるなり、あるいは最終的には出版社に直接行くということもできる。しかし問題は、どのような本が出版されているのかを網羅的に把握することができないのだ。日本の研究者は、マノーハルという出版社兼書店にそういう役割を求めているのだが、そこも不十分だ。 PR ![]() ![]() |
プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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