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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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ハウズ・カース(Hauz Khas)にある新しいレストラン、ガンパウダー(Gunpowder)。

場所が酷い。

いや、いろいろと計算されているのかもしれない。

とにかく見つけにくい。Hauz Khas Village自体が小さな集落なので迷うことはないだろうが、狭い路地を通り、通りの裏に入っていかないとたどり着けない。

公園の中にあるような集落で、通り側ではなく公園側を向いている。つまり、通りからはたどり着きにくいが、公園を見通すことができて眺望が良い。

7時半過ぎに訪れた。まだ1組の客しかいない。欧米系。しかし、テーブルには「Reserved」の札が並ぶ。空いてないじゃん。予約しておくべきだったか。

店員「9時までなら大丈夫です」

よろしい。

注文は、

ビール(バドワイザー)。
バックウォーター・プローン・マサーラー。要はえびカレー。
白いご飯。
コーヒー。

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えびカレー

えびカレーはすでに用意してあったのだろうか。非常に速やかに料理が出てきた。

辛い。食べられるけど、ちょっと泣きそうになるレベル。味はさっぱり。すっきり。スパイシー。ココナッツ。うまい。

食後のコーヒー。妙に粉っぽいんだが?濃厚で、酸味が効いていて味はいい。

トータルRs. 693。

予想より安かった。原因は、VAT(贅沢税)が付かないこと。なぜ?税務当局にバレてないとか、そういうこと?この場所だからだろうか。

ともかく、味も値段も大満足。


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今日のランチ。

Baristaというインドの大手カフェ・チェーン店で。

チキン・マサラ・ラップ(chicken masara wrap)。右はバリスタ・フラッペ。

野菜と鶏肉を炒めて、薄い生地で巻いたもの。

その上に、なぜかチーズ。

確かにチーズを足すかどうか聞かれてイエスと答えたが、まさか上にのせてくるとは思わなかった。
中だろ、普通。
食べにくい。

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前エントリの郵便局のあと、本屋巡りをしてからの帰り道、かなり遅めのランチを求めてディッリー・ハート(Dilli Haat)に立ち寄った。

ディッリー・ハートとは、民芸品の露天と各州観光局の飲食店(これも露天)が立ち並ぶ、デリー有数の観光スポット。日本人観光客はさほど多くないような気がする。もっと人気になっていい。

何となく選んだアッサム州の飲食店へ。

メニューの冒頭にあった、フィッシュ・カレーとライスのセット(メニュー名は、なんかローカルっぽい見知らぬ名前だった)をオーダー。Rs. 80。

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フィッシュ・カレー

汁に細かいジャガイモが浮かんでいる。その時点で期待度激減↓。

ライスも固そうだし。

魚のフライに、スプーンを突き立てた瞬間、驚いた。

柔らかい。

インドでおなじみの、干物を長時間唐揚げしたかのような、固いフィッシュ・フライとは違う。日本で出会うような、柔らかいフィッシュ・フライだ。

期待度↑。

ご飯の山を崩し、魚とカレーをまぜあわせ、口に運ぶ。

うまい。実にうまい。

カレー自体の味は大したことない。ただし、珍しい。まったく辛くない。ターメリックとサフランがメインだろうか。パクチーも軽く個性をアピールしている。ジャガイモが意外と邪魔をせず、むしろまろやかさをもたらす。とはいっても単品で食べて美味しいものではないと思う。安い店のダールみたい、と言えばインド関係者はイメージがしやすいだろうか。

すっきりカレーと、柔らかい魚唐揚げと、ご飯が合わさったときに、組み合わせの妙が生まれる。

スプーンが進む。心が弾む↑。

しかし、途中で異変。

脳がストップを命じている。スプーンを置け、と。

なぜだ!

大した量を食べていないのに!

辛くもないし、何が問題なんだ!

自分の体が送るメッセージを理解できずに苦しむ。

ふと気づく。

重い荷物を運び(部屋→タクシー、タクシー→郵便局)、長時間直射日光にさらされ、朝から食事もとらずにここまで動き続けた今日の履歴を。

疲れた胃腸が、助けを求めているのだ。

東京への長距離移動を翌日に控えた状況も勘案し、泣く泣くスプーンを置いた。
最近ツイてない。

 
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犬。本文と関係ない。

昨日は、乗っていたオートリクシャーが給油のため、スタンドに入った。一言客に断ってから入れ。それに、目的地まですぐなのだから、給油は後でもいいだろ。

今日は、乗っていたオートリクシャーが途中で壊れた。確かに、最初に声をかけたとき、車体の裏を覗いていたから、その時点からおかしかったのだろう。

しょうがないので、壊れた地点から他のオートに乗り換え。運賃の話は運転手間でつけてくれた。さすがにこっちに損はさせない。当初の約束の金額をだいたいの距離に応じて2人の運転手に分けて支払うことにした。

しかし、乗り継いだオートの運転手がまたひどい。まずは道を間違える。とんでもないガタガタの道に入っていったので、てっきりハイレベルな抜け道なのかと思ったら、タダの行き止まり。そして遠回り。しかも給油。最悪だ。

金額は乗り継ぎ時に話をつけた通りの金額で。間違えて遠回りになったので、メーターの指し示す金額よりも、支払い金額のほうが安い。何か言ってくると予測して身構えていたが、何も言ってこなかった。さすがに申し訳ない気持ちはあったのだろう。

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ランチのキーマ・パラーンター・セット(Rs. 95)。
羊のひき肉を練りこんだパラーンター(左)。
臭い。羊肉臭い。そのまま。
スパイスで巧みに臭みを消すのがインド料理の腕の見せ所のはずだが、
これはヒドい。
値段は安いが、味も相応ということで。
店員の応対がいい店なのに、もったいない。
 
今日はホーリー。そんなこともかまわず、ただひたすら論文を書いていた。おかげで作業は進んだ。ようやくゴールが見えてきた……かな。

さて、問題は、寮の食事が出ないことだ。

昼は蕎麦をゆでて食べた。在庫処分という感じ。

夜は、自転車でアドチニーの南インド料理レストラン・ゴーヴァルダンへ。これが2回目だと思う(前回)。ちょっと距離があり、今の自分には若干きつい距離だが、リハビリという意味でむしろちょうどいいのかもしれない。

かなり混んでいた。考えてみればあたりまえ。ホーリーで多くの店が休みのなか、開いている貴重な店。しかもここはベジ・レストラン(ホーリーの日は基本みんなベジタリアン)。手ごろな価格。

まずは、ベジ・モモ。

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良い。じっくり練りこまれた餡ではなく、短時間で作られたあっさりの餡だが、良い味。キャベツの千切り、たまねぎ、青唐辛子、おそらくパクチー、そしてこれもおそらくだがパニール。パニールが全体にまとまりをもたらし、青唐辛子が味を引き締める。

つぎは、マイソール・パニール・ドーサー。

 
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皮の内側には、パニールと赤唐辛子の粉が塗られており、中にジャガイモやたまねぎなどを炒めあわせた餡が入っている。もちろん辛い。泣きそう。

前回は普通のドーサーを頼んだ。餡がいまいちでつまらない味なので(餡は同じ)、今回のマイソール・パニール・ドーサーのようにひとひねりあったほうがよい。

あと、デザートにクルフィとコーヒー。しめてRs. 300。

良い食事だった。
寮で夕食。

土曜の夕食を寮で食べるなんて、本当はイヤだ。でも今は足の怪我のため、という理由もあるがそれ以上に、今は外出する時間も惜しいから、寮で夕食。

サブジ。汁っぽい野菜の炒め物さ。
ダール。豆のスープさ。
ご飯。いつもの白くて不味いご飯さ。
生タマネギ。塩をつけてそのままかじるのさ。
タピオカ。……。

タピオカ?

タピオカらしきデザートにはしばしば出会うが、このサイズは本物だ。
インドで見るのは初めて。

サブジとダールをご飯にかけて、食事を進める。
タピオカへの期待を募らせながら。

そして、ついにタピオカに辿りついた。
いよいよ口に運ぶ。

……。

不味い。
食感は確かにリアル・タピオカだが、プラスチックみたいな風味がある……。
素材が悪いのか、それともこれが素材本来の味なのだろうか……。

期待が深いぶんだけ、失望もまた深かった……。
土曜のランチ。

ITC Maurya
というホテル内のレストラン、Pavilionにて。

ランチビュッフェはRs. 1,800。多くの利用客がこれを選択していたものと思われる。だが自分は歩いて取りに行くことができない身だし、フロアスタッフに任せて取ってきてもらうのも好まない(好き嫌いが多いから)。

なので、メニューから注文。

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海老カレーのセット(Mangalore Prawn Curry, Rs. 800)。

大ぶりなエビが豊富に使われたカレー。ココナッツ風味。南な感じ。美味しい。しかし激辛。確かにメニューには唐辛子マークが2つあった。

パンは、ナーン、パラーンターなどから選べる。パラーンターを選択した。粉っぽくて不味い。JNU内の激安パラーンターのほうがまし。

パラーンターの不味さは減点材料としても、料理は合格。しかし、フロアスタッフが少なくサーヴィスが行き届かず、料理が出てくるのも非常に遅かった。5スターホテルのレストランとして不合格。

[追記]

このときの隣席の景色が頭から離れない……。

おそらくアメリカ人。

立派な体格。

大きなピッツァ。

そしてコーラ。

自分のイメージする「アメリカ人」への偏見を見事に体現した光景。完璧すぎる……。つい写真を撮りたくなったが、そこはさすがに自粛した。
ヴァサント・クンジのショッピングモールDLF Placeにある高級インド料理レストランVeda。国際空港から帰る途中に立ち寄った。

コンノート・プレイスの支店は行ったことがあるが、こちらは初めて。

コースで一人Rs. 2,000くらいの価格帯。コンノートの支店に行ったときは自分の財布を気にする必要がなかったが、今回はそうではないので、さすがにちょっと腰が引ける。単品の価格も高い。Rs. 1,000くらいの安いセットもあるが。

今回は、明らかに最近追加されたと思しきRs. 1,000程度のお買い得なコースをチョイス。前菜4種類、メイン4種類、パンもの、デザート2種類が食べ放題というコース。それぞれメニューから選択可能。明らかに他のメニューよりお得。

前菜はエビ、魚、鳥など。メインは、チキン2種、パニール、ダール(これは固定)、パンはバター・ナーンとガーリック・ナーン。デザートはクルフィとよくわからない何か。基本的に店員のオススメに従った。はっきり言って選ぶのが面倒だった。疲れていたし。

すべての料理がそれなりに美味い。ただし、飛び抜けて美味しい料理にも出会えなかった。そのため、満足感と、この程度の料理ならもっと安いところでも味わえるという思いが交錯した。

日曜夜の遅い時間なのだが、かなり盛況であった。客はことごとくインド人。

DLP Placeは中間層の地元客を着実に集めつつある。


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昨夜は、南デリーの中心からやや東、ムールチャンド(Moolchand)の立体交差の近くにあるイタリアンの店、フレイヴァーズ(Flavors)へ。

以前から何度か噂は聞いていたが、さほど近くはなく、また何かのついでに寄る場所でもなかったので、これまで実際に来たことはなかった。

交差点側の裏口から入ったためか、外見を見て「え?こんなにしょぼい店?」と思った。が、中はきちんと整っていた。狭いが、きれいで、サーヴィスも悪くない。この日は土曜夜ということもあってか、大変盛況であったが、サーヴィスはスムースに行われた。

価格帯は中間ランク。モダンなマーケットにあるレストランとして標準的な価格帯。アルコールなしならディナーで1人Rs. 1000くらい。

ただ、メニューの価格付けが、変わっている。不自然に価格の幅が狭い。つまり、メニューによる価格の差があまりない。たとえばエビのリゾットを頼んだが、これとチキンのリゾットの価格差が数10ルピーしかなかった。普通は倍近く違いそうなものだが。ドリンクもそう。ワイン1杯Rs. 300というのは妥当だが、ビール小瓶Rs. 200からというのはやや高い。

この日は、スパークリングワイン、ピッツァ、リゾット、パスタ(ペンネ)をいただいた。炭水化物ばかりだなぁ、というのは後の祭り(ただし1人で全部食べたわけではない)。

味は上々。ペンネはいまいちだったが、ピッツァとリゾットは合格点。特別美味しいとは思わないが、日本でもおそらく許されるレベルだと思う。


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サーケート(Saket)のショッピング・モール(DLF Place)にあるHard Rock Cafeへ。

2度目。

ところで、日本人は「サケット」と呼ぶ人が多い。なんでだろう。誰か初めにそう呼びはじめた人がデリー日本人コミュニティの中にいるのだろうか。

それはともかく。

牛肉を食べたくて訪れた。

まずはビール。アメリカを求めて(ちなみに、Hard Rock Cafeはイギリス発祥)、バドワイザーを注文。だが無かったので、カールスバーグ。ここはグラスを出さない。瓶で飲む。自分の流儀には反するが、郷に入ってはなんとやら、ということで。

メニューでハンバーガー(和製英語)を見る。いろいろあってわからん。牛肉が食べたいので、どれが牛肉か、店員に聞いた。

「これ(ベジ)とこれ(チキン)以外全部です」

さすがはHard Rock Cafe。自分はOKだが、地元客(この日は約7割)はこれを良しとするのだろうか。

そういえば、まわりのインド人客にはシク教徒率(=ターバン率)が高い気がする。牛肉のせいか、所得のせいかはわからないが。

注文は、一番シンプルなものにした。バンズ(パン)に、牛ひき肉のパティと、卵焼き(ちがうかも)が挟まるだけ。あんまり豪快なものが来ても食べ切れないので。

ナイフとフォークもついていたが、手でもってかぶりついた。パティから肉汁がしたたる。・・・が・・・

味がない。

パティはひき肉をまとめて焼いただけ。いわゆる日本のハンバーグ(和製英語)みたいにこねた感じではなく、ひき肉をまとめただけ。そして、塩味がない。ひき肉の味だけ。

隣の欧米系女性客2人組が塩やら胡椒やらケチャップやらマヨネーズ(持ってこさせた)やらを振り回す様子を引きながら眺めていたが、彼らは間違っていなかった。

これがアメリカ文化なのか?それともイギリス文化?味のない料理を調味料の海に溺れさせるのが正統なのだろうか。わからない。

まあ、これも一種の異文化体験か。


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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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