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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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前エントリの郵便局のあと、本屋巡りをしてからの帰り道、かなり遅めのランチを求めてディッリー・ハート(Dilli Haat)に立ち寄った。

ディッリー・ハートとは、民芸品の露天と各州観光局の飲食店(これも露天)が立ち並ぶ、デリー有数の観光スポット。日本人観光客はさほど多くないような気がする。もっと人気になっていい。

何となく選んだアッサム州の飲食店へ。

メニューの冒頭にあった、フィッシュ・カレーとライスのセット(メニュー名は、なんかローカルっぽい見知らぬ名前だった)をオーダー。Rs. 80。

11032010037.jpg
フィッシュ・カレー

汁に細かいジャガイモが浮かんでいる。その時点で期待度激減↓。

ライスも固そうだし。

魚のフライに、スプーンを突き立てた瞬間、驚いた。

柔らかい。

インドでおなじみの、干物を長時間唐揚げしたかのような、固いフィッシュ・フライとは違う。日本で出会うような、柔らかいフィッシュ・フライだ。

期待度↑。

ご飯の山を崩し、魚とカレーをまぜあわせ、口に運ぶ。

うまい。実にうまい。

カレー自体の味は大したことない。ただし、珍しい。まったく辛くない。ターメリックとサフランがメインだろうか。パクチーも軽く個性をアピールしている。ジャガイモが意外と邪魔をせず、むしろまろやかさをもたらす。とはいっても単品で食べて美味しいものではないと思う。安い店のダールみたい、と言えばインド関係者はイメージがしやすいだろうか。

すっきりカレーと、柔らかい魚唐揚げと、ご飯が合わさったときに、組み合わせの妙が生まれる。

スプーンが進む。心が弾む↑。

しかし、途中で異変。

脳がストップを命じている。スプーンを置け、と。

なぜだ!

大した量を食べていないのに!

辛くもないし、何が問題なんだ!

自分の体が送るメッセージを理解できずに苦しむ。

ふと気づく。

重い荷物を運び(部屋→タクシー、タクシー→郵便局)、長時間直射日光にさらされ、朝から食事もとらずにここまで動き続けた今日の履歴を。

疲れた胃腸が、助けを求めているのだ。

東京への長距離移動を翌日に控えた状況も勘案し、泣く泣くスプーンを置いた。
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プロフィール
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toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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