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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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JNUの西に隣接する、新しいショッピング・モール、DLFプレイス。


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高級感のあるモールだが、ここDLFプレイスは、となりの高級ブランド・ショップのモールと違い、金持ち階級でなくても利用できる店やレストランが多く入っている。

JNUから敷地はすぐとなりだが、行くとなると結構面倒。北の正門を一旦出てから回って行くことになる。自転車でも距離的にはOKだが、場所柄、自転車で行く気にはならない。

で、この日はここでウインドウ・ショッピングの後、フード・コートで簡単に夕食を済ませたのだが、開店準備中の興味深い店を発見。

IZAKAYA。

そう。居酒屋。

様子から察するに、開店も近そうだ。
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「デリーの秋葉原」ことネルー・プレイスの北にあるレストラン、Oh! Calcutta。


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カルカッタ(現コルカタ)という店名が示す通り、インド東部、西ベンガル州料理のレストラン。シーフードが有名。初来店。

トレード・センターとか何とかいうビルの一角にある。高級感漂う店内の様子に、ちょっとおどおど。

メニューを開いて、さらに困惑。

「あれ、値段書いてないよ」

そんな馬鹿な。ここは、東京の老舗の寿司屋か。

と思ったら勘違い。価格が、数字(Rs. 580)ではなく、言葉(Five hundred eighty rupees)で書かれていただけだ。ちょっと安心。

ビールはキングフィッシャーを注文。大瓶1本Rs. 220(+税20パーセント)。外で買えばRs. 35(税込)のもの。

スターター(前菜)として、フィッシュ・ティッカ(一口大の魚)。白身魚の切り身が、まるでタンドーリー・チキンのように、香ばしく、スパイスを身にまとって焼かれたもの。美味。辛い。でもおいしい。ビールが進む。

前菜が終わり、メインまでのつなぎに、なぜか青唐辛子につまようじが突き刺さって出てきた。これをそのまま食えというのか。いいだろう。やってやろうじゃないか。無論、これは自爆行為であった。次第に湧き上がってくる辛さに涙が流れた。

メインは甘いプラオー(炊き込みご飯)に、エビのココナツ・クリーム煮と、魚のすり身を焼いてマスタード・ソースがけ(マスタードが嫌いなので、ソースはほとんどかけずに食べたが)。「Not spicy」と言ってしまったためか、どれも辛くない。このプラオーはそもそも甘いもので、デザートのような味付け。それと、やたらにカルダモンが効いていた。エビのココナツ・クリーム煮は、ココナツの実をくりぬいた容器に入って出てきた。こちらも甘い。

あまーい料理、行きとどいたサーヴィス、きれいな内装、隣の席からも聞こえてくる日本語(ビジネスでインドを訪れている人たちだろうか)・・・。普段のデリー暮らしとは違う、異世界を体験した。

1人Rs.1,500(サーヴィス、税込み)。

値段相応の満足は十分に得られたように思う。
デリー中心部の官庁街にある、インド南部の州、アーンドラ・プラデーシュ州のデリー庁舎食堂でランチ。

クオリティの高い南インド料理と手頃価格で有名。部外者でも立ち入ることができる。よく話には聞いていたのだが、今回初めて来た。

JNUからオート・リクシャーでやってきた。「アーンドラ・プラデーシュ・バヴァン」で意味は通じたが、どこにあるのか正確には知らなかったらしく、何度か道を聞きながらたどりついた。

この日はくしくも、この州の首相がヘリコプターの事故で行方不明となっており、遺体発見のニュースが新聞の一面を占めていた。そのため、庁舎の外や、食堂の中に州首相の写真が飾られ、献花台のようになっていた。

食堂に来る客が多いのだろう、庁舎を通らず外から入る道案内が出ており、迷わずに済む。

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入口表示。

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隣には銅像。

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敷地中に入ると、もう一度入口表示。

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ここ。

ランチ開始の12時ちょうどごろに到着。

先にカウンターで食券購入。ターリーRs. 80がメイン。サイドメニューとして、ノンベジ(チキン、マトン、フィッシュ)のフライとカレーがある。こちらも各Rs. 80。ターリーとフィッシュ・カレーをオーダー。

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手前のプレートと左に見切れてるのがターリーのセット。
奥の皿がフィッシュ・カレー。

ターリーは美味。いかにも南の味。酸っぱい、辛い。

なぜ酸っぱいのか、わからない。なぜ辛いのか、わからない。何を使っているのか。北インドの料理と違い、自分の経験値が低いため、わからないことだらけ。

ターリーのカレーやライスは、どんどん追加してくれる。スタッフが大勢いて、こちらの皿を見張っていて、減ってきたものをすかさず追加するかどうか聞いてくる。勝手に追加してくる店もあるが、ここは聞いてくれるので助かる。

フィッシュ・カレーはいまいち気に入らない味。これも酸っぱい。

北インド風にアレンジされてしまった名ばかりの南インド料理とは違う、本格派の南インド料理という印象だった。
同じJNUの寮でも、寮が違えばいろいろ違う。

たとえば、住所証明発行手続き。

前のチャンドラバーガー寮では、まずアプリケーション(発行願い)を自作し、寮の事務員か誰かに託す。すると彼らが、所定の用紙に必要事項を記入して作成をする。それに、シニア・ワーデン(寮監)のサインが入り、完成品となる。そのため、最短で丸1日かかる。

現ブラフマプトラ寮では簡単。アプリケーションもなしで、管理人の部屋に行き、その場で作成してもらう。隣室の事務員にサインとスタンプをもらう。完了。5分でOK。

また、荷物運び出しの際の許可も違った。

チャンドラバーガーでは、大きな荷物を運び出す際に、事前の許可が必要となる。またアプリケーションを書き、ゲート・パスと言われる許可証を出してもらう。それがないと、門で警備員に止められる。こういう制度が必要な理由は、食費などを支払わずに学生が退去してしまうことを防ぐためだ。

ブラフマプトラでは、ゲート・パスも不要。

手続きの違いというか、文化の違い。

若い学生が多く、学生の入れ替わりも多いチャンドラバーガーと、シニアの学生が多く、長期居住者が多いブラフマプトラの文化の違いが、制度に反映されている。トップダウンによる一律ではなく、必要に応じて制度が発展してきたということだろう。
デリー在住1年以上になるが、いまだによくわからない。

それは、専門書の流通。まだ謎が多い。

本屋によって、扱う本の偏りが非常に大きい。それは把握しつつある。あの出版社の本なら、ここ、というような。

しかしいまだに理解不能なのが、大手出版社の本なのに、発売当初から流通しないときがあること。

たとえば、この本。

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P. R. Chari (ed.), Indo-US Nuclear Deal: Seeking Synergy in Bilateralism, Routledge, 2009.

米印原子力協定本は数多くあるが、それらの中で、最もあてになりそうだったのがこの本。著名なChari氏が編集していること、大手のRoutledgeから出版されること、などから。

そこで、発売前から気にかけていたのだが、なかなか手に入らなかった。JNU内の本屋、バサント・ロークの本屋、出版社街の本屋、など。まったく見かけない。聞いても、そんな本は入ってきていないという。そのシンクタンクに訪れた際に、直接そこで買えないかと思って聞いてみたが、それもダメ。

で、出版から3カ月経ち、忘れかけていたのだが、昨日、デリー・ブック・フェアにて発見。他社のブースなのだが、20%引きで買えた。思わぬ収穫だった。スコールに打たれながら、わざわざ足を運んだ甲斐があった。

デリーには、東京でいうところの新宿の紀伊国屋のように、あそこに行けば専門書ならとりあえずそろっているはず、という店がない。見つかっていないのではなく、ない。特定の本を探しているなら、取り寄せるなり、あるいは最終的には出版社に直接行くということもできる。しかし問題は、どのような本が出版されているのかを網羅的に把握することができないのだ。日本の研究者は、マノーハルという出版社兼書店にそういう役割を求めているのだが、そこも不十分だ。
ハリドワール・リシュケーシュ遠征 1泊2日の小規模旅行。
ガンガーのほとりの街、ハリドワールとリシュケーシュへ。

電車で行くつもりだったが、前日にチケットを取りに行くと、満席だった。
やむをえず、バスで。
おもにJNU学内で使用している自転車。1年前ほど、わざわざチャンドニー・チョークまで行って購入したもの。

当時はギアつきの自転車を探して苦労したが、最近はムニールカーなど近くでもギアつき自転車が売られているのを目にする。

学外では稀だが、学内では、ギアつき自転車を見かける機会も多い。ただし、なぜかインドでは自転車の色は渋い。黒が基本。ギアつきのちょっと高いものだと、赤や濃紺もある。それに対し、自分の自転車はシルバーで、大いに目立つ。

今日はパンク修理。

学内の修理屋が忙しそうだったため、自転車を預け、あとで取りに行った。

取りに行ったときは、午後4時ごろにも関わらずランチタイムで不在だったので、お金を払わず自転車だけ取ってきた。もちろんあとで払いに行った。

支払いのときのこと。

「いくら?」
「てぃぇーん」
「?」

ティーン?Rs. 3?そんなばかな。
それともティース?Rs. 30?

そうではない。
ten
だったのだ。

なんだ英語かよ。

それにしても安いなぁ。
そういえば、先週土曜にランチを食べた、マールヴィーヤ・ナガルのマーケットの外れにある、カリームというレストランはとてもよかった。

チキン・カレーが美味。鶏肉も柔らかくおいしいが、グレイビーの部分(ようするに、どろどろ部分)が文句なく美味。旨みにあふれている。ただし、油がかなり多め。

北インド料理といえばタンドーリー・チキンだろうと思い、チキン・ティッカも注文したが、こちらはいまいち。肉が硬い。

アルコールはなし。

価格帯は中級。

ジャーマー・マスジッドの近くの超有名店カリームとの関係は不明。こちら(マールヴィーヤ)のほうは、ジャーマー・マスジッドの店とちがい、きれいで清潔感(と高級感)にあふれた店。


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それにしても、この地図、不正確だなぁ。

実際の店の場所は、もっと北寄り。黄色の道を北に行き、突き当りを東に曲がると、左側にある。

店の名前も、「Karim Resta」などという意味不明なものではなく、「Karim's」。
プラフマプトラ寮への引っ越し以来、寮の食事で済ませることが多い。月額の食費は払っているので、寮で食べれば追加の食費は不要だし、何より楽だから。

でも、味は好きになれない。食べられない、耐えられないということはないのだが、l食の楽しみを重視する自分としては、寮の食事で妥協しつづけることは許されない。

そこで、今日の夕食は、JNU東門正面のSecular House Canteenへ自転車で出かける。オフィス(学校?)の敷地内にある食堂なのだが、JNUの学生も多く訪れる。自分も、何度も通っている行きつけの店だ。ブラフマプトラからは最も近い学外の食事処でもある。

しかし今日は時間が悪かった。午後9時少し前。混雑時間帯。席が空いていないどころか、大勢が空席を待っている状態だった。ここは人気店なのだ。

仕方なしに、あてもなく自転車でさまよう。東門から北に行けば、ベール・サーライというマーケットがあるが、ここは食に関しては貧弱。

そこで、東門からさらに東へ、サーケート方面へ。今までこの方面はあまり縁がないので、何があるかはわからなかった。少し行ったところで、中華料理の店を発見。ここに決めた。


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外見・内装ともにきれいな店。価格帯は、中級。おおよそ一皿Rs. 200弱(エビなど特殊なものは除く)で、ディナーがRs. 1,000で収まる。

ビール、豚肉の生姜スパイス炒め、ベジ生姜炒飯でトータルRs. 600強を注文。

ビールはこの手のレストランにしてはお手頃価格。よく冷えていた。そのためか、地元の客(らしき人々)が気軽にビールを楽しみに来ていた。

料理は、本格中華とは程遠い、インド式中華料理。でも味は及第点。スパイシーな料理だが、辛すぎず。味付けもほどよい。2皿の料理とは別に供されたガーリック・ソースが料理とうまくマッチしていた。

サーヴィスもOK。豚肉という特殊な注文にも関わらず(外国人が多く来るような場所ではない)、極めて迅速に提供された。とても食べきれる量ではなかったので、料理の半分以上を残し、持ち帰り用のパッキングを頼んだところ、きれいに包んでくれた。

気軽に通うには少し値が張るが、近場でいい店を見つけた。
引っ越し後、インターネットは国営企業MTNLと契約。

先週月曜日に、ハイヤット近くにあるオフィスで、固定電話回線とインターネットの申し込み。初期費用としてRs. 2,500支払い。手続きは結構面倒だ。オート・リクシャーのストライキの日だったので、バスで往復した。

3日後の木曜日、まず、電話の取り付けが来た。寮の屋上から電話線を引き、電話機を設置。迅速な作業で設置完了。取り付けにあらわれたMTNL職員(おじさん)は、現れるなりヒンディー語でまくしたててきて、困ったなと思いつつヒンディー無理と言うと、ちゃんとした英語に切り替わってびっくり。どうみても外国人なんだから、最初から英語でよろしく。

翌週月曜日、今度はモデムをもった職員登場。今度は本格的に英語なし。モデムを電話機とPCに接続。まったく何を言っているのかわらからないので、寮で通りすがりを捕まえて通訳してもらったところ、PCの設定はやってくれないらしい。ただ、30分待てという。それだけやって帰っていった。接続確認とかはしないのか。

しばらく待ったが状況に進展はないので、モデムの説明書をたよりに、自力で設定を試みる。設定はいたって簡単で、すぐに説明書通りの設定はできたが、ネットは開通しない。

しばらくすると、MTNLから電話。ヒンディー。ヒンディー無理と察したらしく、しばらく待たされて、人が代わった。かなり訛りがきつい英語で厳しいが、なんとか意思疎通可能。どうも、接続設定の指示をしてくれている。なんとか指示を聞きとり、その通りに作業を行う。自力で行った作業自体は正解だったが、さらにユーザー・ネームとパスワードの設定が必要だった。それらはモデムの箱に手書きされていた。設置にきた職員はそんなこと言っていなかったが(ヒンディーで言っていたのかも)。これでめでたくネット開通。パチパチ。自由にネットを使えないここ10日ほどはとてもストレスを感じていたが、ようやく解放される。

接続プランは、速度256kb/s、使用料無制限。これで月600弱(税別)。

でも、実際の接続速度は27kb/sくらい。前のAirnetよりあからさまに遅い。不満。

(追加)MTNLは、ネットで料金の支払いができる(クレジット・カードなど)。この点は便利。

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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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