インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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アメリカのルイジアナ州知事、ボビー・ジンダル(Bobby Jindal)。インド生まれの両親の間にアメリカで生まれたインド系アメリカ人である。
ジンダル知事はインド系として実質初めて連邦下院議員に当選し、その後州知事に転じた。共和党若手のホープとしてみなされている。マイノリティーでエリートという点では、オバマ大統領に通じるところがある。 そのような期待を反映して、2月24日に行われたオバマ大統領の議会演説の同日行われる、共和党側からの対抗演説(reaction)に抜擢された。 が、その演説の評判は散々であった。 悪評はその演説の内容よりも、ジンダルの硬さに向けられている。そこでさっそく動画で確認してみたのだが、言うほど硬くはないと思われた。ただし、パッとしないというは確かにそう。内容はともかく、話し方に着目すると、国民向けに話している雰囲気ではないのだ。TVのスタジオと中継をつないで、キャスターの質問に答えているかのような雰囲気。 とりわけ今回の場合は、オバマ大統領と比較されてしまう。オバマ大統領に対抗できる共和党の新星、という役回りを期待されていたのだろうが、国民に訴えかける力において、オバマ大統領には遠く及ばなかった。 国問研の西川さんがこの件に関して少し踏み込んだ分析を示している(リンク)。「ジンダルの対抗演説はあまりにも保守の教条的な考えに満ちており、党派心に凝り固まった共和党が超党派的協力を拒否して大統領の足を引っ張るものと映ったのではないか」というのが彼の分析。 内容か、スタイルか、はたまた両方か。何がこのような不評を呼んだのかはわからないが、ジンダルが高い期待に応えられなかったことだけは確かなようだ。 PR ![]() ![]() |
プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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