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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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豚インフルで世界がパニックに陥っている。日本のニュースを見ると、そんなように思える。だがここデリー生活で、その影響は感じられない。それどころか、知られていない。話題にならない。

デリー暮らしの中で、鳥インフルが流行ったら危ないとは感じていた。ローカル・マーケットには鶏肉を売る店があり、店先にはかごに入れられた生きた鳥がたくさんおり、悪臭を放っている。マーケットを歩く際にその手の店をとおるときは、常に鳥インフルのことが頭をよぎる。

インドでは豚インフルの感染はまだ確認されていないようだ。だが、パンデミックとなった現在、インドも安全とは言い難いだろう。これだけ危機感が薄いと(少なくとも一般のレベルでは)、実際に感染が広がった時の対策が遅れそうだ。そもそも、一般向けマスクなんて売ってるのだろうか。街で見かけた試しがない。もちろん害が及ばないことを願うが、リスクは十分にあるだろう。インドとアメリカとの往来は多い。現在の乾燥した気候はインフルエンザにマッチするだろう。ただ、気温はどうなのだろうか。40℃を超える気温にウイルスは耐えられるのだろうか。耐えられないならよいのだが。蚊やハエは暑さに耐えきれずに、死に耐えつつある。涼しいところにはまだいるが、だいぶ数が減ってきた。

豚インフルの間接的な影響として、円高に振れていることがある。対ルピーでいうと、1ルピー2円を超えていたのが、あっという間に1ルピー1.9円まで戻した。そろそろ帰国およびインド再入国時の航空券を買う自分にとっては、正直なところありがたい(万が一にも誤解されると困るので強調すると、豚インフルをありがたがっているわけではない)。


以上が、ここ1年のルピー=円相場の変化(実際はドルを介しての連動だが)。インドに来た時は、1ルピー=2.5円。為替コストも考慮して、1ルピーを3円くらいで考えていた。そんな時代もあったなぁ、という感じ。その後、円高とルピー安のダブル・パンチで、急激に円が強くなった。あっという間に1ルピー2円を割り込んだ。円強し。ありがとう。日本の輸出企業が円高に苦しめられているとき、円を生活基盤とする留学生の自分はその恩恵を大いにあずかった。1ルピーを2円で計算する癖もついた。ただ、今となっては円にわざわざ換算せずに、ルピーで価値を測る体質になってしまっているが。日本に戻ってからの暮らしを想像し、コストをルピーに換算して「高いなー」などと思う自分がここにいる。

(参考)

ドル=ルピー

ドル=円
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toshi
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自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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