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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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最近の水事情メモ。

ムニールカー村の今の住まいの水供給は順調。ほぼ24時間安定して供給がある。それはすなわち、アパートの管理人(ケアテイカー)がいい仕事をしているということに他ならない。公共の水道供給は限られているため、ポンプを操作して水を管理する必要がある。前任者がクビになってから、断然よくなった。それ以降月Rs. 50の手数料を取られるようになったが、それ以上に値する仕事をしている。

とはいえ、この水道水は飲めるものではない。食器をその水で洗うのも躊躇するほどの水質。そのため、食器のすすぎはミネラル・ウォーターを使用している。そのようにミネラル・ウォーターの用途が多いので、20リットル入りのタンクを定期的に購入している。近くの商店でお金を払い、部屋まで届けてもらう。配達料Rs. 5込みでRs. 75。

このタンクの水も開栓後常温保存されるものなので、安全性は完全でない。少なくともそのまま飲むことはない。飲む水は別途購入した小型のペットボトル入りミネラル・ウォーター(1lでRs. 13くらい)。お湯は、タンクの水や小型ペットボトルの水を使う。水をそのままがぶ飲みするとミネラルが不足するので、ミネラルやビタミンを配合したパウダーを使うことが多い(ENOやTangなど)。経口補水液の元(エレクトラル)は味が悪いので却下。ポカリスウェットはこちらで買うと高いので却下。ゲータレードの粉も高い。もちろんジュースやゲータレードのペットボトルを買うこともある。フルーツ・ジュース(1lでRs. 75前後)も欠かせない。

JNUの寮は最近使用していないのでわからない。冬は温水を求めてシャワーを浴びに毎日通っていたが、最近は洗濯物を出しに週1~2回通う程度。昨年夏は、午後から夕方の供給までにかけての時間帯、水の出ないときが多かった。ただし、それは水の供給がましなことで有名なチャンドラバーガー寮での話。

最近困るのは、スクール(研究科)の建物の水供給が途絶えていること。トイレの水が出ない。飲用水の浄水器にも供給されていない。多くの学生は浄水器の水をペットボトルや水筒に移して飲用としているため、それが途絶えることは大問題だ。食道でも、その水を使って作られるメニューが休止。安価で人気のレモン・ウォーターが姿を消していることがある。浄水器の水は飲まないため普段から購入したペットボトルの水を持ち歩いている自分などはさほど困らないが、そういう備えをせずにスクールに来た学生は困る。30℃を超える教室での授業を水なしで耐えしのぐのは厳しい。

選挙では、外交政策よりもインフラ政策や貧困対策が重要と言われる。デリーで暮らす今は、そのことがまったくもって当然のことと思える。
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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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