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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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11月21-23日
国際会議に連日参加中。
といってもただ聞いているだけ。

報告をさせてもらえる可能性もあったけど、やめといてよかった。他の参加者が大物たちすぎる。

International Conference on Asian Relations 2009
'Emerging China: Prospects for Partnership in Asia'
by Indian Council of World Affairs (ICWA) in association with the Association of Asia Scholars (AAS), New Delhi
in Sapru House
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ディーワーリー(10月17日)後、涼しくなり始めてデリーもようやく秋の趣となった。

その後しばらくは小康状態。気温が下がらず、11月上旬はむしろ気分的に暖かく感じられた。

しかしここ1週間、急激に冷え込んできた。一気に冬の気配。水シャワーに耐えられなくなりお湯を使うようになった。昼でも薄い上着がほしいくらいの気温になった。こうして部屋でブログを書く今もかなりの厚着。

というわけで、今日は毛布(右)を引っ張りだしてきた。これまでは薄手の綿布団(左)。ちなみに暑い時期は何も掛けない。
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前エントリの続き。散歩はついでで、こちらが本題。

ラージパト・ナガル(Lajpat Nagar)は南デリー東部の住宅街。これまでまったく縁がなく、これが初めての到来。

夕方にロータス・テンプルを散歩して、そのあとオートでラージパト・ナガルに移動し、しばらく散歩して時間をつぶしてから目的地のチベット・キッチン(Tibet Kitchen)を訪れた。時間をつぶしたものの、それでも夕飯時にはだいぶ早くまだ開いていないと思ったが、予想に反して開いていた。たぶん午後6時ごろ。

すでに客が1組いた。先客、自分、店員を含めて、いわゆるインド系の顔立ちが1人もいない不思議空間。しかも、写真はとらなかったが、内装が変。なぜか「ラーメン」や「ラムネ」の提灯に、「特製 氷」(かき氷屋のあれ)の垂れ幕。壁には「書」の漢字が様々な字体で書かれている。日本か中国かと思わせておいて、メニューは本格的なチベット。ただし、中華もある。もちろん、ラーメンもラムネもかき氷もない。

ベジ・モモ(Rs. 50)とトゥクパ(Tibet Special Thukpa、Rs. 75)を注文。

トゥクパ、ナイス。チキンとマトン入り。スープはとろとろで、マトンのクセがいい方向に反映されて、いい味を醸し出している。パクチーの存在感も強い。そして麺ではなく、代わりに、ワンタンの破片のようなやわらかいもの(パスタと呼ぶべきか何と言うべきか)が入っている・・・?いや、これって、トゥクパじゃなくてメニューですぐ下にあったThenthukじゃないのか・・・?指でさして注文したから、間違えたのかもしれない。まあ、どちらでもいいや。

モモは普通。

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(写真の色がおかしいのは、店内の照明の色がおかしいから。)

モモは大したことなかったが、トゥクパ(?)の美味しさだけでも十分足を運んだ甲斐があった。価格も非常に安い。近くにあれば頻繁に通いたいくらいだ。


大きな地図で見る

気分転換に、デリー市内でちょっと遠足。

ネルー・プレイス(Nehru Place)近くのロータス・テンプル(Lotus Temple)。奇妙な近代的建造物を遠くから見たことはあったが、接近するのはこれが初めて。デリーの観光スポットの1つにもなっている有名な場所だ。

公園の入口には、続々と観光バスが止まり、どんどん人が運び込まれてくる。(自分はJNUからオートで。Rs. 80)

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正式にはBahai House of Worship。Bahaiというのはイランの宗教、だそうだ(参照)。知らなかった。

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しかしここを訪れている人を見ると、宗教的には多様。ややシク教徒が多いような気がする。外国人観光客は非常に稀。

中に入る前、靴を脱ぎ、それから2列に並ばされる。何かと思えば、説明をしてくれるだけだった(英語とヒンディー語で)。「中はお祈りの場所なので、静かにしてね。好きなだけ居ていいですよ」みたいなこと。

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中は講堂になっている。ほとんど宗教性は感じられない。唯一狭い天井部に、何やらアラビア文字の文様があったが。

要するに、宗教を問わない祈りの場ということらしい。しかし、実際にはほとんどの人が見物をして退場している。なので、結局何のための施設なのか、よくわからない。見たところ、巨大建築物を物珍しそうに観察する人たちしかおらず、現代の宗教施設としては意味を成していないと思うのだが。

何らかの戦略的意図があるには違いないのだろうけど。。。

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といってもパニールの話ではない。

パニールが乳製品でありチーズの一種であるのは確かだが、味や使用法からしていわゆるチーズとはかなり違う。ある日本からの来客には、「乳製品でチーズの一種だけど、味や食感は豆腐」と説明したら納得してもらえた。

そういえばあるとき、中国人学生が、豆腐とは何かをインド人学生に尋ねられて「パニールです」即答していた。機能的観点からすれば間違ってはないが、でも何か違う。

ともかく、パニールではなく、いわゆる普通のチーズの話。インドでチーズは一般的でない。高級スーパーに行くと、高価格な輸入物が並んでいる。そんななか、比べると破格に安いインド産チーズ(パニールではなく)もある。これ。


インドでは乳製品メーカーとして有名なAmulのゴーダ・チーズ。写真は、チーズ2つ(各250g)とミニまな板とナイフがセット(Rs. 275)。こういう目を引くセットで顧客を開拓しようとしているのだろう。今回は付録につられて買ったが、前から何度も購入している。味は特徴の弱い地味なゴーダ・チーズ。しかし何といっても安い。

というわけで、今日はインド産チーズをつまみにインド産ワインをいただく。
 
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Sula Vineyards Dindori Reserve Shiraz 2007 (Rs. 710)

苦味が非常に強い。でもさほど重くない。変わった味だ。
今朝、JNUの日本人のある先輩が部屋を訪ねて来た。

「ICCRの奨学金、ちゃんと振り込まれてますか」



さあ。

ちなみに、ICCR(India Council of Cultural Relations、インド文化交流機構)とは、日本で「インド政府奨学金」(ICCR奨学金とも言われている)と言われているインド政府の奨学金を管轄しているインド政府機関。JNUの外国人留学生は、私費、交換留学生、ICCR留学生に大別される。自分はICCRを通してJNUに入っているので、ICCR留学生。学費と月Rs. 4,800の生活費(課程により異なる)をもらっている。

はっきり言って月Rs. 4,800程度では大した足しにならないので、あまりあてにしていない。忘れたころに引き出して、ちょっとした臨時収入感覚を味わうくらいの使い方をしている。ここ数カ月は口座をチェックしていなかったので、最近どうなっているのかはわからなかった。

したがって、先輩にとって自分は何の役にもたたなかった。

昼すぎにもう一度その先輩が訪れた。

その先輩は振り込みが止まっているらしく、調べたところ、研究経過報告書を出さなければならないらしい。そんな通知は自分も先輩も受けていない。ともかく、それを出していないため、振り込まれていないらしい。ということは、もちろん自分も振り込まれてないのだろう。

こういう面倒な(非生産的な)仕事はさっさと片付けるにかぎる。すぐに報告書を作成し、タクシーをチャーター(8時間80km以内でRs. 600)してICCRを訪れた。

「奨学金が振り込まれてない(らしい)」「だから(?)報告書を持ってきた」

と担当者(おやじ)に言うと、自分に関する書類をまとめたファイルが出てくる。それを見ると、7月の学費以降、まったく振り込まれていなかったようだ。

「これだけ長くの間、なぜクレームをよこさなかったのだ」「この間ちゃんとインドにいたのか?」「ならなぜクレームを・・・」

知るかよ。たった月Rs. 4,800の奨学金なんてあてにしてないんだよ。と、本音を言うわけにもいかないので、お茶を濁してごまかす。結局、納得してもらい、この間のお金はまとめて振り込まれることになった。

このやり取り、デジャヴか?いや、わずか数ヶ月前に実際に繰り返したばかりだ。7月に学費の振り込み(ICCRからJNU)が遅れていた際、3月にICCRの担当者が交代して以来数カ月、月々の奨学金が振り込まれていなかったことが判明して、まったく同じようなやり取りをこのおやじと交わしたはずだ。

だいたい、お前らの手落ちだろうが。なぜこちらが悪いみたいな流れになっているんだ?こまめにチェックしてクレームをつけなければ振り込んでもらえないのか?

まあいい。留学生活もあと少し、ICCRとの付き合いもあと少しだ。

わざわざここまで出向いたついでに出版社街に行き、ほしい本をまとめて10冊ほど注文。その途中、なぜか運転手が道を1本間違い、オールド・デリーの渋滞に巻き込まれてしまった。

しかし、思わぬ収穫がそこにあった。名前は知っていたが実際に来たことのなかったインド料理レストランを発見した。今度行ってみよう。
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Bounty(バウンティ)。

ココナツのチョコ・バー。

表面はチョコ。

中はフレーク状のココナツの実(果肉)がぎっしり。

ココナツの食感がGood。サクサク?シャクシャク?

おいしい。

激甘だけど。

インド産ではなく、輸入物。日本でも買えるのかな。
JNU至近のショッピング・モールDLF Place(Vasant Kunj)内に最近ようやくオープンしたIzakaya(居酒屋)に行ってきた。

店の説明の前に、なぜ「ようやく」と感じたかというと、インドでは一般的に見切り発車的に短い準備期間で開店する店が非常に多い。それに対して、Izakayaは「まもなく開店」となってからが長かったように思えるから「ようやく」なのだ。

土曜日の今日、夕方からショッピングをして、開店時刻の午後6:30に入店。インドのディナー・タイムにはかなり早い。同時に、日本人家族一組も入った。

フロア・スタッフに日本人はいなかった。厨房は見てないからわからない。

店の内装は沖縄風。ミュージックも沖縄っぽい。

まずはドリンク・メニューを開く。

・・・?

これだけ・・・?

アルコール類とソフトドリンクを併せて、ドリンク・メニューが2ページしかない。見開き1枚。

アルコール類のバリエーションが普通のレストランよりもはるかに少ないではないか。これのどこか居「酒」屋だ。

まあいい。気を取り直して、ビールから入ろう。居酒屋といえば、「とりあえずビール」だ。吉田類(酒場詩人)だって最初はビールだ。

さて、ビールは5種類。アサヒ、サッポロ、ポレッティ(イタリア)、フォスター、キングフィッシャー。輸入物が3種、インド国産が2種。いずれも小瓶。

キングフィッシャーもプレミアムの1種類しかないとのこと。

これまで、インドで輸入物ビールを注文して成功したためしがない。なので、消去法的にキングフィッシャー(Rs. 175)だ。しぶしぶ。

良く冷えたグラスに注がれる。ビールもグラスもちゃんと冷えているのは日本人向けという観点からして正しい。

味はもちろん普通のキングフィッシャー。

フード・メニューは豊富。寿司、天ぷら、1品もののつまみ類、鉄板焼き、ご飯もの、麺類などなど。寿司や天ぷらは単品もセットもある。

つまみとして、焼き鳥の盛り合わせ(5本、Rs. 475)と野菜天ぷら盛り合わせ(Rs. 350)をオーダー。

ただ、早くもこの時点で行き詰まりを感じていた。どういうことかと言うと、せっかくつまみをたくさんオーダーしているのに、次に飲みたいものがもうないのだ。輸入ビールは期待薄、日本酒やワインはグラス単位での価格が表示されておらず、1人で1本頼むのは高くつく。手軽な焼酎も水割りなどのメニューはない。

まず、焼き鳥登場。こぶりな5本の焼き鳥。ネギマ、砂肝(たぶん)、皮、ハツ(たぶん)、レバー(たぶん)。臓物はあまり食べないのでよくわからないが。見た目はちゃんとした日本の焼き鳥だ。

だが・・・。

何だこの血は。

レバー(たぶん)から、血がしたたっているではないか。

生の鶏肉の危険性は、十分承知しているつもりだ。日本には生や生っぽい鶏肉メニューがあることも知っているが、しばしば被害を生んでいることも。

というわけで、レバー(たぶん)には手を付けなかった。ジューシーでおいしそうとか、そういうことは考えない。ここはインドだし。

ネギマ(タレ)はおいしい。皮は焼き過ぎでダメ。砂肝(たぶん)とハツ(たぶん)は普通。部位名は違うのかも。

つぎに、ベジ天ぷら登場。値段の割に、盛りだくさん。ニンジンとか、小トウモロコシとか。天つゆで食べる。さっくりと揚がっている。が、所詮はベジ天ぷらなのでパッとしない。油が胃にもたれる。

ちなみに、天つゆの皿が浅くて使いにくい。醤油の付け皿じゃないんだから。

この辺りで、アサヒ・スーパー・ドライ(小瓶、Rs. 350)とエビ・ガーリック(Rs. 550)を追加オーダー。スーパー・ドライは苦肉の策。

ビールのグラスは、こちらが言う前に、ちゃんと新しいものに交換してくれた。もちろん種類の違うビールを頼んでいるので、仮にそのままのグラスに注ごうとしたら咎めるわけだが。

味は、いかにも「インドで飲むスーパー・ドライ」。輸送時の劣化のためだろうか、爽快感はもはやそこに存在しない。

エビ・ガーリック登場。うまい。大ぶりのエビが、ガーリック風味のほどよい味付けをまとい、鉄板焼きでこんがりと。今日一番のあたりだ。日本料理っぽくはないが。

と、ここで打ち止め。本来ならここから糖質(ご飯とか麺とか)に移行する流れだが、もはや満腹。

合計はRs. 2,500弱(贅沢税、サーヴィス10%込み)。食事メニューはまあまあお手頃価格で、1皿あたりの量もかなりある(今回はいずれも食べ残している)。

店員のサーヴィスは上々。よく気がつく。ビールのこともそうだし、それ以外にも例えば、天つゆが不足していることに気づいて新しいのを持ってきてくれた。全般的に客の満足に気を配っている姿勢が好印象。やや過剰干渉な感もあるが。

それにもかかわらず、満足度は非常に低い。理由は簡単だ。「居酒屋」という名称から連想される期待を満たせなかったからだ。

アルコール・メニューが少なく、しかも高い(そのわりに食事は手頃価格なのに)。

おいしい酒を飲みたくてきたのに、その希望がまったく果たされなかったのだ。

ビールの品揃えもよくわからない。まるでインド国内産が実質的にフォスターとキングフィッシャーしかなかった一昔前のラインナップだ。それらよりは割高だが急速に販売を拡大している各種外国ブランド国産ビールをなぜ入れないのか。

「居酒屋」という機能を考えると、aiやたむらのほうが良い。aiは本格的な創作日本料理屋だが、早い時間に行くと、手頃価格の小鉢メニューと安いビール(フォスターRs. 99)があり、「居酒屋」的な利用ができる。

Izakayaがダメだと言うつもりはない。上述のように、評価できる点も少なくない。フロア・スタッフの教育をあそこまで仕上げるのはきっと大変だっただろう。まだ1回しか利用してないので大したことは言えないが、種類豊富な本物(authentic)の日本食を手軽価格で食べられる、貴重なレストランの1つであることは間違いないだろう。そういうつもりで初めから利用すれば、まったく違う評価を下せたはずだ。
インドのビールと言えば、キングフィッシャー(Kingfisher)。


(wikipediaより)

味は、軽く、鋭い。後味が非常に弱い。雑味は強い。

インド国産ビールは多々あれど、外国ブランドの国内生産ではなくインド・ブランドのビールとなると、少なくともここデリーでは、キングフィッシャーしかない。

日本のインド研究関係者にもファンが多いと聞く。濃厚な高級北インド料理に良く合う。日本のインド料理レストランでわざわざ好んで注文する人もいる。自分なら、格安で飲めるここデリーならともかく、日本にいるなら日本の高品質なビールを選ぶと思うが。

現在に続くインド留学生活中、当初は雑味が気になったためにキングフィッシャーを敬遠し、オーストラリア系のフォスター(Foster)を好んだ。まろやかな味わいを備えたカールスバーグ(Carlsberg)のインド国内産が流通するようになった後は、そちらに乗り換えていた。その反動としてキングフィッシャーもこれはこれで悪くないと思いはじめ、外食でインド料理を食べる際にはしばしば選択していた。原点回帰?

ともかく、そんなキングフィッシャー・ビールの新作が出た。キングフィッシャー・ブルー(Kingfisher Blue)。

噂には聞いていた。

実物に出会ったのは、つい先日、JNU最寄りのマーケットであるバサント・ロークのレストランNear Eastにて。そのとき、キングフィッシャーの小瓶を注文したはずが、(ラガーの)大瓶が運ばれてきた。

違うって。パイント(pint, 小瓶)だって言ったじゃん。(まだ昼なんだし)

と言って換えさせたところ、出てきたのはなぜか通常のプレミアムの小瓶ではなく、Kingfisher Blueの小瓶。

こ、これは・・・。噂のKingfisher Blue・・・。

味は、もちろんキングフィッシャー・プレミアムとそう遠くないが、よりスマート。鋭さはあるが、雑味が減り、さわやかな感じ。

青という名前と見た目に騙されているという側面もきっとある。

アルコール度数は5~6パーセント(インドでは、度数にある程度の幅がある。きっと製造技術の問題)。通常のプレミアム(5パーセント未満)よりは高く、ストロング(8パーセント未満だったはず)よりは低い。

地元民の人気が高いキングフィッシャー・ストロングの良い点(強さ・鋭さ)を残して、悪い点(ストロング特有のアルコール感)を無くすことに成功したような感じだ。

第一印象は、かなり良い。

だが、ビールの味の感じ方は周辺の諸条件に大きく左右されるので、結論を下すことはまだ避けたい。

後日、日本グッズの店ヤマトヤ(Yamato‐ya)で大瓶(Rs. 50, 650 ml)をまとめて購入し、以来、自室で日々研究を続けている。

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モモ。


(wikipediaより)

チベット料理で、餃子みたいなもの。中身は野菜(ベジ)だけだったり、チキンだったり、マトンだったり、ヤクだったり。調理法は、蒸すか揚げるか。インドでもとてもポピュラー。インドではベジかチキンの2択がほとんど。チベット系のレストランのほかに、街角に蒸し器を置いたモモ屋でも手軽に味わえる。インドでは、どちらかというと間食しての需要があるように思われる。庶民的なファースト・フード。すでにインド市民の食文化の重要な一部分を成していると言えるだろう。

インド留学の初期から、しばしばモモを食べていた。あるときは間食に。あるときは酒のつまみに。あるときは忙しいときの食事代わりに。たいてい、チキン・モモを注文していた。JNU学内の軽食屋でベジ・モモも食べたことはあったが、おいしくなかったので、それ以来は敬遠していた。

ところが、ダージリン・シッキムへの旅で、美味しいベジ・モモの魅力にとりつかれてしまった。チキンはどこでもそれなりにおいしいが、良くも悪くも予想の範囲内だ。しかし、ルムテク(シッキム州)で食べたベジ・モモは、想像の範疇を超えていた。ジューシーで、野菜の甘みと旨みがあふれていた。

おいしいベジ・モモは、日本の餃子のように、練られた餡が融合している感がある。それに対してダメなベジ・モモは、野菜の味がそのままの感じ。とくにたまねぎの鋭さがそのまま残っているとつらい。ダメなベジ・モモは実に不味い。

もちろん完全に主観的な意見。

JNU学内に最近できたチベット系ダーバー(屋外型食堂)のベジ・モモは、悪くない。餡の一体感がある。が、ルムテクの味にはほど遠い。

おいしいモモを求める旅はつづく。


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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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