インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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10月17日(土)
今日はディーワーリー。 ホーリーと並ぶインドの重要な祭日。もちろん文字通りのお祭り騒ぎが予想される。デリーでは、ほとんどの店が早く閉まってしまう。ガントクではどうなるのだろうか。多数を占めるネパーリーにとっても重要な祭だと聞くが。 朝9時。タクシー(Rs. 60)でエンチェイ・ゴンパ(Enchey Gompa)を訪れる。小さな僧院。雰囲気はいい。 到着時には多くのタクシーが止まっていたのだが、いざ帰ろうとすると、1台もいない。そこで、帰りは歩いて戻ろうなどと思ってしまった。「行きはタクシーを使ったほうが楽」という『歩き方』の1節にたぶらかされたからに他ならない。 だが、下り坂を歩くのはきつい。それに道もよくわからないし。なので、途中で断念して通りすがりのタクシーを拾い、次の目的地のロープウェイを目指す。王宮に近いタシ・リン(Tashi Ling)駅に行ってもらうように言ったのだが、そちらには入れないのだろうか、隣の駅(3つあるうちの真ん中)に連れてこられた(Rs. 60)。ちなみに、この運転手に目的地を告げたとき、「なんだ、ネパーリーじゃないのか!」と驚かれた。このように、外国人扱いされなかったことがこの旅で何度かある。自分が観光客だとわかり、運転手はルムテクのゴンパが良いと勧めてくれた。じゃあそこに連れていてくれと言うと、あっさり断られた。てっきりその運転手が自分をそこに連れて行きたいのかと思いきや、そうではなかった。単純に親切心から教えてくれただけだったのだ。 ロープウェイは往復Rs. 60。往復して同じ場所に戻ってくることが前提になっているらしく、そういう誘導をされる。なかなか良い景色。 ロープウェイ駅からMGロードはすぐ。歩いて移動。ダージリン・ヒマラヤ鉄道の予約を試みたが、できなかった。ここシッキムでは扱っていないとのことだった。明日に乗るつもり(ガントクからクルシャンまで車で行き、そこから電車)で考えていたが、再考を余儀なくされた。 ホテルに戻り、それから近くのタクシー・スタンドでルムテクのゴンパへ(往復Rs. 600)。片道1時間くらいかかっただろうか。ルムテクに入ってからの道はかなり険しい。 正式にはダルマ・チャクラ・センター(Dharma Chakra Centre)と言うらしい。かなり大規模な施設だ(入場Rs. 5)。中心の本堂は圧巻。リアル。また、多くの僧が修行を行っている。こうした人々の社会的意義について考えさせられる。 帰り道、チャーイやモモを扱う商店の前で、僧たちと1人のインド人観光客が議論を交わしていた。仏教にとっての神とは何か。神は何をしてくれるのか、など。自分はその脇で、ベジ・モモを食べながらしばらく議論に聞き入っていた。僧はヒンドゥーとの対比から説明しようとするのだが、ヒンドゥーの在り方についても僧とインド人の認識は一致せず、議論が進まない。また、ふとインド人が投げかける素朴な問いに、僧が答えに窮し、僧たちが答えをめぐって議論を始めることもあった。 インド人観光客の妻と子供は暇そうにしていた。 ちなみに、ここのベジ・モモはとてもおいしかった。自分の知っているモモの中では最高の味。ベジなのに、日本の餃子に近い味。 心に残る体験をして、ルムテクを去る。ガントクに戻り、MGロードの店で揚げたモモを食べて小腹を満たし、ホテルに戻る。シャワー。ここは良く水もお湯も出る。 騒がしいディーワーリーの夜が始まっていた。そこいら中で花火。騒がしい。しかし、店はほとんど開いている。デリーとは大違いだ。 MGロードのPub 25というバーに入った。ほとんど客はいなかったが、ディーワーリーの喧騒を見下ろせる窓際の席に向かうと、自分と同じようなことを考えたのだろう、他のも客が1人だけいた。北インド系の女性らしい風貌で、ずっと書き物をしていた。書くことを仕事にしている人だろうか。 デリーでは見たことのないビールを注文してみた。まず、ダンスバーグ(dansberg)。シッキム・オリジナルらしい。アルコール5%。温い。炭酸も弱く、パンチ力不足。サラリとした感じ。味は薄いが、甘い感じの後味が残る。米系みたいな感じ。インドで好まれるビールの正反対を行っているような気がする。 次は、ヒット(Hit)。スーパー・ストロング(アルコール8%)。これも温い。涼しい土地柄、冷たいビールを飲む習慣がないのだろう。いかにもストロング・ビールという、アルコールを足したような味。 つまみのチキン・ティッカは柔らかくておいしかった。それに気を良くして、調子にのってビーフ・ステーキを注文してしまったが、これは大失敗。肉が硬くて食えたものではなかった。 ホテルに戻り就寝。深夜まで花火の騒音…。 PR ![]() ![]() |
プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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