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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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しばしば日本との郵便物のやりとりがあるが、あるときは思い通りにならず困り、またあるときは逆に予想を上回っていい仕事をしてくれる。予測が難しい。

【ケース1】

018.JPG
元日、日本の実家からの知らせによると、高校時代の同級生から(何を思ったか)年賀状が来ているという。メールで返事をしようにも、メールアドレスがわからないため、デリーから郵便で返事を出してみることにした。年賀状なのではがきで返そうと考え、インド的なデザインの施された趣深いはがきを探した。近所からデリー中心部(CP)までいろいろと見て回ったが、レター・セット(右写真例)ならいろいろと良さそうなものがあるものの、はがきとなると観光地などの写真を使ったチープな写真入りはがきしか見つからない。そこで、方針を転換してレター・セットを購入。カードと封筒のセットになっているものをチョイス。この段階までに労力を費やしてしまったため、文面はややいい加減になってしまった。ともかく、1月3日、デリー市内Old JNU Campusの郵便局から東京都多摩地区へ向けて、Speed Postで発送。Rs. 40。

ガイドブック『地球の歩き方』によると、デリーからなら3~4日で届くこともあるというが、今回の手紙が到着したのは1月10日。ちょうど1週間。予想より日数がかかったという印象。

【ケース2】

昨年、東京の出版社から雑誌を送ってもらうことになった。現住所であるムニールカー村(Munirka Village)の住所への発送を依頼した。が、届かなかった。

同じ建物に住む他の住人に聞くと、現住地で郵便物を受け取るのは難しいだろうと言われた。その人も外国人であるので事情を十分に理解していない可能性もあり、この話がどこまで事実であるかは不明だが、ともかく実際の経験として、届かなかった。確かに、容易ではないと思う。車の入れない狭さの細い道が迷路のように入り組んでいるエリアであり、同じ番地の建物が多数あり、しかも建物に番地や大家の名前が表示されていないことも多い。大学に近い立地であるため住人の入れ替わりも頻繁にあり、管理人も住人の名前を把握していない(少なくとも自分のところでは)。

郵便局での確認や追跡調査はしていないので、届かなかった原因はわからない。探せば出てくるのかもしれない。このケースでは、出版社に違う住所への再送を依頼した。

【ケース3】

実家(東京)から、段ボール1箱の荷物をEMSで送ってもらった。届くかどうかわからない現住地ではなく、JNU内の学生寮宛て。実際にそこに住んでいるわけではないが、一応寮にも部屋を持っている(2人部屋)。

1月14日午前、郵便局へ持ち込み。16日夕刻着。予想をはるかに超えて早い。

EMSは日本郵便のウェブサイトで追跡できるが、インドへの郵便物の場合、日本国内の動きまで、つまり、「国際交換支店/局から発送」の段階までしか追跡できない。インド国内での追跡もIndia Postのウェブサイトで可能なのだが、今回チェックした時はうまくいかなかった。

その追跡情報によると、14日の夜には国際交換支店に届き、翌15日未明に同支店を発送された模様。16日夕方に配達されているということは、デリーについてからも最大限に滞りなく事が運んだと推察される。実家からのEMSはこれが2回目であり、手間のかかった1回目とは格段の違いであった。

数か月前、まだ寮に住んでいたころに同様の形で送ってもらったときは、10日ほどかかったと記憶している。日本郵便ウェブサイトでの追跡情報をつぶさに確認していたが、「国際交換支店/局から発送」の段階から何日たっても進展がない。当時はこの追跡サーヴィスがインド国内までフォローしてないという事実を知らなかったので、まだデリーには届いていないと思い、ただ待つのみであった。だがあまりにも遅いのでウェブサイトを良く見た結果、インド側情報はIndia Postで確認できることを知った。早速確認してみると、何とすでに数日前に配達が済んだことになっている。寮の郵便の受け取り担当者に話を聞く。そのような荷物は見ていない、郵便局で聞けと言う。その言葉に従い、JNU内の郵便局を訪ねる。しかし、そこは配達を行っていない局でありわからないので、JNU Old Campus(「JNUの古いほうのキャンパス」ではなく、昔JNUがあった場所の地名。すぐ近く)にある局に行けと言う。場所を教えてもらったが不安があったため地図を取りに寮に戻ったところ、タイミング良く、その郵便局から配達の人が自分の部屋を訪ねてきた(寮の人が連絡してくれたのかもしれない)。現れたのは英語を話す意思のまったくない配達員で、コミュニケーションに苦労したが、局まで取りに来いと言っているようであった。日本の常識ではありえない話だが、持ってきてもらうのもいつになるかわからないと思い、素直に自分で取りに行った。窓口をたらしまわしされ(といっても小さな局だが)、列で待たされ、さらには「配達するから待ってろ」「取りに来いって言われた」「そんな話は知らん」「わざわざ来たんだから持って帰る」の押し問答の末、ようやく荷物を回収できた。

推察するに、どうも一度配達に来ていたが不在で引き返し(もちろんメモも何も残さず)、その後は配達局に放置されていたようだ。

現在、配達先である寮には住んでいないため、今回も同様の事態が起こることへの懸念があった。だから追跡サーヴィスをこまめにチェックし、寮の郵便受け取りの担当者と警備員にも確認をしていた。寮に荷物が届いたときは不在であったが(当然)、寮の担当者かガードマンのどちらかが近くにいた学生を使って(言葉の問題のため)、荷札に書かれた私の携帯電話の番号に電話をかけてきてくれた。すぐに取りに行き、無事に回収できた。

今回は非常にうまくいったが、それは寮の担当者(or ガードマン)のファイン・プレーによるところが大きい。もしかしたら、また局に持ち帰られて放置されたかもしれない。追跡サーヴィスですぐに確認できればそれでも何とかなるが、その追跡サーヴィスもあてにできない部分がある。今後に一抹の不安を残す結果であったとも言える。
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プロフィール
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toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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