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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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12月16日(水)

3日目のこの日は、夕方のフライトまでさほどやることがない。かなりゆとりのあるスケジュール。朝は遅めに起き、ホテルのレストランで朝食。ビュッフェ・スタイル。さすがTaj、という感じ。コーヒーもまとも。後でわかったことだが、朝食も宿泊料金に含まれていた。そうと知っていれば、昨日もホテルで食したのだが。

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朝には英字新聞だけでなく、日本語ニュースサイトのヘッドラインが届けられた。
右は外で買ったマサーラー味のバナナ菓子。
マサーラーの味が強すぎ、バナナの味がわからない。

11時ごろにチェックアウトして、オート(Rs. 30)で近くの観光スポットBibi Ka Maqbakaへ。

この移動の際、最初に声をかけてきたオートは、Rs. 100と言ってきた。今回の旅で、吹っかけられたのはこのときだけ。Tajから出てきているので多少高めに言ってくるのは仕方ないが、Rs. 100はいかん。こちらがインドに不慣れな外国人旅行者ではないと察するなりRs. 40まで下げてきたが、こちらの心象を害したのでアウト。他のオートを拾った。

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入り口。

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アーグラーのタージ・マハルさえ知らなければ、
十分にすごいと思えるのだろう。

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中には墓。
 
アーグラーのかの有名なタージ・マハルのミニチュア版といった趣(「貧乏人のタージ」と言われているらしい)。タージ・マハルはムガル5代皇帝シャー・ジャハーン1世が妃のために建てた墓。ここBibiは、6代皇帝アウラングゼーブの時代に、その息子アザーム・シャーが母(=アウラングゼーブの妃)の墓として建てたものだ。

どうしてもアーグラーとの比較になってしまうので、建物それ自体の魅力には乏しい。観光地としてよりも、公園として地元の人々に親しまれているようだ。

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散歩している人も多い。
だが、日陰が少ないので、日中は散歩に向かないと思う。

次は、また近くのPanchakkiへ(オートでRs. 30)。水車の技術を誇るものらしいのだが、よくわからなかった。

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プールみたいになっている。

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説明文。(珍しく)まっとうな英語。

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モスク併設。

これにて観光終了。時刻は午後1時前。フライトは5:20。だいぶ時間が余った。

今回は2泊3日の旅程となったが、この地域の観光は1泊2日で十分だったようだ。早朝の便(Jet Lite)で来て、翌日夕刻の便(Air India)で帰る日程でも主要ポイントはカヴァーできる。あるいは往復ともJet Liteで、3日目の午前中には帰る日程も可。

Classic TravelのホテルであるHotel Classicでランチをとることにした。オートでRs. 50の移動。このとき、運転手が場所を把握していなかったので、メーターを倒して走り出した。しかしメーターが回らない。もしや、メーターが壊れているとか言って法外な要求をしてくるのでは、と嫌な予感。だが、純粋にただ壊れていただけだった。適正と思われるRs. 50を渡した。

アウランガーバード駅の近く、Hotel Classicのあるべき場所に到着。しかし存在していなかった。Rasa(?)とかそんな名前に変わり、しかも改装中だった。『ロンプラ』に書かれた悪評を払底するための改名だろうか、などと邪推してしまう。

ともかくそこ(旧Hotel Classic)のスタッフが改装中であることを教えてくれたのだが、ついでにレストランも教えてもらった。歩いて2分のTandorというレストラン。ローカルな、ちょっと高いレストランといったところ。日本語を発するスタッフ複数。ビール(バドワイザー)、タンドーリチキン、パニール・コールマ、バター・ナーンをオーダー(一人Rs. 400くらい)。店名からしてタンドーリチキンは期待していたのだが、いたってノーマル。むしろパニール・コールマがヒット。甘くておいしい。パニール・コールマとナーンを食べているのに、ハチミツ味のクレープを食べているような感覚。

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左上がパニール・コールマ。

まだ時間があったので、すぐ近くのスーパーVishal Mega Martで買い物。自分は靴下をまとめ買い。同行のO氏は何を血迷ったか、腕立て伏せ用の補助器具(push-up bar)を購入。確かに安かったし、デリーではあまり見かけないので気持ちはわからなくもないが…。案の定、空港のセキュリティ・チェックで見咎られ、実演を交えて説明する羽目になっていた。

まだ時間があったので、到着時に空港からの道で見かけたCafé Coffee Dayで時間をつぶしてから、ようやく空港へ。

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空港に向かうオート・リクシャー。
シールたくさん。
そして、何故か耳あて(もちろん寒くない)。
怪我でもしているのだろうか。

帰りのフライトは、5:20アウランガーバード発予定、ムンバイー経由のデリー行きAir India便。やや遅れて出発。到着は午後10時過ぎ。ターミナルは混んでおり、タクシーを使うには待つ必要があったので、歩いて空港を出て道端のオート・リクシャーを拾って帰宅した。

[感想]

今回は、2泊3日のコンパクトな旅で、内容的にも無難だった。移動は飛行機と、車のチャーター(一部オート・リクシャーも使ったが)。ホテルは一流。コストを費やしたなりに、快適な旅となった。観光地のわりに、人が良く、不快な思いをさせられることがなかった。逆に、鮮烈な印象を受けたことも特にない。石を削った労力はすごいと思うが、それだけ。1度は見ておくべきものを見てきた、そんな感じだろうか。

遺跡はもういいかな、という気がしてくる。
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プロフィール
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toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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