インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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ごめんなさい。香港1日ストップオーバーは純然たる観光目的です。こんな時期にすみませんでした。
誤るべき相手はこんなブログなど見ていないだろうから、意味のない謝罪だが。 今回のインド行きは、香港経由のキャセイパシフィック便(CX)で。あえて直行便ではなく経由便を使うのには、自分のスケジュールやゴールデンウィークとの関係もあるのだが、本音の理由はインド以外のどこかに立ち寄りたかったから。 せっかくなので、丸一日のストップオーバー。1泊2日の香港旅行。 成田から香港までの便は、5割くらいの搭乗率。短いフライトなので、珍しく窓際をチョイスした。富士山がくっきりきれいに見えて、ちょっと感激。エア・インディアのインド行きなら毎度ここで大騒動なのだが、この便では景色に目を向けている乗客は(見た限り)ほとんどいなかった。隣の客も、旅なれたOL2人組、みたいな雰囲気。 しかしCXは良い。実に良い。スタッフ良し。食事良し。空き具合良し(航空会社にとっては良くないことだが)。なんで今まで直行便にこだわってエア・インディアばかり使っていたのだろうか。 香港国際空港着。自分にとっては、初のインド以外の外国。そのため、今回の香港旅行は初の海外旅行みたいな感覚があった。 入国審査はけっこう混んでいた。しかもかなり入念なチェックをしている感じ。 空港から、快適なエアポート・エクスプレスで九龍駅へ。そこからは徒歩でホテルへ。地図を見てキョロキョロしながら、歩くこと20分ほど。地下鉄(MTR)佐敦駅真上のPrudential Hotelに到着。道は間違えずに来られたが、荷物を抱えてこの距離を歩くという選択は適切でなかった。毎度のことながら、初めての街では距離感がわからない。 『歩き方』曰く、このホテルは日本人客が多い。確かに多い感じ。チェックイン時の隣の客も日本人だった。館内表示は中国語・英語・日本語の三言語表示が基本。 ホテルの設備は新しそう。部屋も綺麗でいい感じ。インターネット利用も追加料金無し。しかしサーヴィスはどうも高級ホテルのそれとは大分違う。スタッフの態度が安い。チェックインから部屋まで荷物を運んでもくれないし。宿泊代はさほど安く(割引後価格で1泊12,000円くらい)はないのだが、設備が新しい分だけちょっと値が張るのか、それとも香港はこの値段でこのレベルが普通なのか。 部屋でとりあえずメールチェックなどをこなしたら、早速街へくりだす。 中環。尖沙咀。佐敦。油麻地。廟街。有名どころを街歩き。 通りすがりの中華書局(@油麻地)という本屋では、専門に関する本を購入。読む(読める)かどうかわからないが、本はちょっとでも気になったら買っておくのが鉄則。 そこらじゅうに「足裏マッサージ」の看板があることからして、人気なのだろう。とくに日本語の看板が多い。興味はあったのだが、今回は利用せず。足の骨がまだ折れているので。 夕飯は、廟街のレストランで。エビのガーリック炒めと、牛肉チャーハン。それとビール。あまり安くなかったし(145$)、味もまあまあ。もっと刺激が欲しい。観光客向けの店なのだろう。 夜の部は、かの有名な夜景を求めて。地下鉄で中環駅に行き、そこからピーク・トラムという登山電車の駅までは歩く。登山電車(36$)でかなりの傾斜を一気に登る。山頂には大型複合観光施設。施設の展望台にたどり着くためには、土産物屋の前をさんざん歩かされて、さらに展望台入場料25$追加で払う。 PR
本日、インドの地よりセミ撤収。
まもなくインドを去る。またすぐにインドに戻ってくるのだが、それはあくまで延長戦。しかし荷物こそ送ったものの、すぐに戻ってくるということや、部屋もそのままにして行くということがあるため、心理的にはこれまでの短期帰国とさほど変わらない。しかし実際には4月1日からは日本が拠点。次のインド訪問は一時的なものであるし、おそらく寮には宿泊しない(暑いから)。
もう今週後半は新年度。今日は処理すべきメールが多く届き、日本での生活がまもなく始まることを告げている。しかし、心の準備が出来ていない。まだそんな気持ちだ。 そのような状況であるので、残り少なくなったインドでの食事機会を大事にしたいと理屈では考えるのだが、またすぐに戻ってくるという気持ちが邪魔をし、さらに外出が面倒で、実際には多くを寮や近場で済ませている現実がある。同じくまもなく日本に帰る友人のO氏が、食への執着心が薄い人物だったはずが、デリー美食ツアー(大げさ)をしているというのに。 とはいえ、わざわざ寮で飯を食うのも気が引けて、ランチは日本料理のたむらを目指した。 インドに来てすぐにJNUの日本人学生に連れてきてもらったのが、ヴァサント・ヴィハールの日本料理店である、この「たむら」。そうそう頻繁に利用したわけでもないが、たまに利用して胃と心を癒すだけでなく、自転車で行ける距離にまともな日本料理店があるということは心理的な支えでもあったと思う。 今日、そこで、目にしたのは、 グリーンパークに移転しました。 の看板。 思い出の店が消えてしまったこと(移転だが)に、ちょっと切ない気持ちになった。
前編はこちら。インドのインターネット通販本屋、flipkartで本を買った話。
結論から言うと、上出来。とても良い。 トータルで10冊ほど本を頼み、ほぼすべてが注文から2~3日で届けられた。さすがに日本のアマゾンほどのスピード感はないが、このインドでこのように速やかかつ正確な配送は、賞賛に値すると思う。 唯一1冊、available(利用可能)と表示されていたから注文したのに、実際には在庫がなかった。注文したのはハードカバーの書籍なのだが、どうやら登録時のミスで、実際にあったのはペーパーバック版のみであった。表示されていた値段もペーパーバック版のもの。 その旨がメールで送られてきたので、ペーパーバック版で構わないから送れ、と返信したところ、その2日後には届いた。登録ミス自体は問題だが、その後のスピーディーな対処をもってよしとしよう。 価格は、定価通りのものから、10~15%引きにものまで様々。一定金額以上の注文なら送料は無料。しかしその下限金額が非常に低いので、実質送料無料。 もっと早く試していればよかったかな、と思う。
Pushpesh Pant, Hindu Soul Recipes, Roli Books, 2008.
![]() 自分用インド土産の1つとして購入したこの本。インド伝統料理のレシピ集。 とはいっても、自分でインド料理をつくるつもりはなく、いわば思い出の品として。 この本の著者は、自分がインドで出会った人物の中で、最も印象的な人物の1人。 JNU、ブラフマプトラ寮屋上からの風景。 停電時に屋上に避難したときに携帯電話で撮ったもの。 遠くにうっすら見える塔は、世界遺産のクトゥブ・ミナール。 この写真だけ見ると、まるでジャングルの中に住んでいるかのようだ。
南インド料理のガンパウダー。これで2回目(1回目はごく最近)。
ランチを求めて12時過ぎに到着。1番乗り。 前回も頼んだえびカレーに加えて、今回はポークカレー(Idukki Pork Curry)も(写真上中央)。 ポークカレーには、奇跡的に普通にうまい、という矛盾した表現をあてておく。日本の洋風レストランで食べられそうな、ハイレベルなポークカレーだ。そもそもインドで豚料理は多くないし(人口のほとんどが口にしない)、美味しい豚肉料理なんて高めの日本料理レストラン以外ではまず出会えないものだ。ゆえに奇跡的。 主食はご飯とアッパム(写真左上見切れ)。アッパムとは、米粉のふんわりクレープみたいなもの。旨し。酸味がナイス。 今回も大満足。 そして客は今回も欧米系ばかり。デリーではなく、南インドのリゾートのような光景がそこにはあった。
夜中、ふと目が覚めた。
うっすら目を開けた視線の先に、何か見知らぬ影。 子猫。 机の下で丸くなって寝ていた。 窓から入ってきたようだ。この日、窓を少し開けたまま寝ていた。蚊が少なくなったからだ(念のため、殺虫電気ラケットを枕元に備えてはいたが)。防犯上の問題はない。10センチ間隔の鉄格子があり、人は入れない。しかし、子猫には容易に侵入できる隙間であった。 しばらく子猫を見つめながらどうしようか困っていると、視線に気づいたか、目を覚まして起き上がった。逃げるそぶりはない。困った。しきりに毛繕いをする様子が気に掛かる。ストレスを逸す目的で毛繕いをする猫の習性は知っているが、どうも単にかゆいからやっているような感じ。だとすると、虫がついている可能性が高い。手懐けるわけにはいかない。 扉を開けて逃げ道を作ってから、静かに近づいて圧力をかけた。さっと、廊下へ出て行った。どうやら、廊下を挟んで向かいの部屋にそのまま入っていった。深夜だが、向かいの部屋の住人は遠く離れた母国の家族とSkypeで話すためか、まだ起きている。彼が猫を可愛がっていることは知っている。それで、この子猫は人を恐れないのだろうか。 そして再び眠りについた。 しかし朝、再びこの子猫に起こされた。また窓から侵入してきたらしく、しかも今度は自分が寝ているベッドのすぐ近くまで来て、自分に向かって何かをアピールして鳴いている。 猫は好きだが、懐かれると困る。 ちょっと威嚇すると、窓まで逃げる。しかし窓の前でまたこちらを見て鳴く。餌をやるなどしたこともないのに、何を期待しているのだろうか。 可哀相だが仕方ない。窓に追いやるように威嚇して追い出し、窓を閉めた。 蚊の侵入が一段落したかと思えば、今度は猫か。
過去2回、EMSで荷物を日本の自宅に発送した(その1、その2)。あとは自力で持って帰れば良いと思っていたが、どうやらその後、本が増えすぎたようだ。あと2回の帰国で持ち帰るのは、やや厳しい量になってしまった。まだ本は増えるだろうし。
そこで、追加の第3便を企画した。少量なので、近場で済ませる。 まずは、部屋で本を束ねる。悩んだ末、今回は大きめの本を1束だけ。 それを背負って自転車で、JNU学内のショッピング・コンプレックスへ。仕立屋に持ち込み、包装を依頼。 仕立屋おやじ「1時間後」 このおやじ、なかなか渋い。 近くのマーケットに新たにできたカフェ(Cafe Coffee Day)で時間をつぶしてから、再び訪れて回収。Rs. 60。学内だからといって、値段はほとんど変わらないようだ。封蝋は無し。 つぎは、自転車で学内の郵便局へ。用意してきた油性ペンで宛名書き。そして窓口へ提出。封蝋については何も言われなかった。 5.7kgでRs. 1,800くらい。予想よりは軽かった。「この金額だけど、大丈夫?」みたいな目で局員に確認される。大丈夫です。かろうじて。 というわけで、学内で発送完了。手近に済ますことができたが、この時期に自転車で何度も動くのはあまり賢くないかな。これで3箇所での発送をしたことになるが、どれも一長一短で、どれが良かったかは難しい。 (追記)EMSは4日後に無事到着。
蚊帳を求めて。
きっかけは、もちろん蚊が多いから。地上階の現住まいは、2階(first floor)に住んでいた頃と比べものにならないほど蚊が多い。病気の元になりうるので、気をつけなければならない。 困ったなぁ、と思っていた頃、2つ隣の部屋が、面白い対策をしているのに気づいた。部屋の出窓を外から蚊帳でまるごと覆ってしまっている。それなら窓を開けられる(今は窓を常時閉めている)。網戸を設置するほどお金はかからない。なるほど、と思った。そこで蚊帳を求めたのだ。 前回、近場の2つのマーケットであっさり振られた。 ならばネットの力に頼ってみよう。 Delhi, Mosquito netで検索。 すぐに見つかったのは、何とムニールカー(Munirka)・マーケット。そうか。言われてみれば。たしかにあそこならありそうだ。盲点だった。前回訪れたマーケットに負けず劣らず近場なのに。 留学生活をはじめたころは、この薄汚いムニールカーのメイン・マーケットに足しげく通って生活雑貨を買い揃えたものだ。しかし最近はもう耐久品を買う必要もないし、もっときれいなマーケットや、ショッピングモールで買い物をするようになり、すっかり足が遠のいていた。 久々に来て、すっかり景色が変わっていることに驚いた。このマーケットはアウター・リング・ロード(Outer Ring Road)という大通りに面しているのだが、そこに立体交差が完成したためだ。ただしマーケットそれ自体はほとんど変わっていない。 まずは生活雑貨店が集うエリアへ。見当たらない。尋ねると、あの辺りにある、との情報。何人かに聞いたが、同じ。かなりピンポイントな情報で、すぐに見つかりそうだ。 教えられた道を進み、発見。服屋の店頭に、これでもかと大量に売られていた。 しかしなぜ服屋に?繊維製品だから、服屋の守備範囲、ということになるのだろうか。想定外だった。通りで訪ねた店々で店員が不思議そうなリアクションをするわけだ。蚊帳は服屋の商品なのだ。 最初に見つけた店で、あっさりと購入。購入してから気づいたのだが、隣の店も、向かいの店も扱っている。あわてて最初の店で買わなくてもよかったかな。 ともかく、めでたく蚊帳購入。 しかしここ数日、蚊の数はすでに減少傾向にある。暑すぎてもう無理なのだろうか。せっかく蚊帳を買ったのに。もちろん蚊が少ないに越したことはないのだが、ちょっと勿体無い気もする。 |
プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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