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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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7月10日、インド再上陸。

キャセイ(香港経由)で。

到着したデリーの空港は、綺麗な新ターミナルではなく、残念なほうの旧ターミナル。

民間タクシー会社のEasy Cabsのカウンターに並んで待ったが、ちょうど自分のところで車切れ。20分かかるって。待てません、そんなに。

なのでやむを得ず、いつもの残念な公のプリペイド・タクシーで。今回の運転手はいい感じの青年で、ボッタクリではなかった。

到着した小さなホテルは、外見は残念なのに、部屋の中はとても綺麗。改装したてっぽい。設備も上等。WiFiも快適(考えて見れば、こんなに早いWiFiはインドでは経験したことがない)。ちょっと(自分にしては)高いところにした甲斐があった。

場所もいいし、いいホテルを見つけたかも。
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本日、インドから撤収。

時期が悪すぎた。暑い。

今度はもう少しましな時期に・・・と言いたいが、また暑い時期に来ることになりそうだ。

ニューデリーの国際空港からの道が国道8号線と交差する、Mahipalpurの交差点。

そこに位置するベジレストラン、Bikaner(ビカネール)。

1階がスウィーツの店。2階がレストラン。(この組み合わせは非常に多い。とくにベジレストランで。)

今回の滞在中に定宿にしていたホテルのスタッフに勧められるままに訪れてみた。はっきり言って店構えが汚いので、勧められなければ絶対に入らなかっただろう。

メニューは、北インドの定番ベジメニューを中心に、南インド系(ドーサーとか)も少々。

迷った挙句に定番のターリー(定食)を注文。それと、パニール・ブジ(パニール炒め)も。

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ターリー(左)とパニール・ブジ(右)。

無難にうまい。べつに特徴はない。しいて言えば、ターリーの中のダール・マッカーニーが特にいい味。

「Very good」だと言うから来たのに、言うほどではないなぁ。

それから、メニューに面白いことが書いてあった。

「30分以上の滞在は、Rs. 100追加でいただきます」

早く食べて席を空けろってことか。でも、席ガラガラなんですが(時間が早かったのかも)。


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デリー暮らしで何度も食べた。

Secular House Canteenの、Murg Garlic Tikka。

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ハーフサイズのムルグ・ガーリック・ティッカ。

Secular House Canteenというのは、JNU東門前にある食堂。通称メガ・ダーバー。JNU学生もよく足を運ぶ。

そこの料理、ムルグ・ガーリック・ティッカ。意味は一口サイズの鶏のガーリック焼き。ヨーグルトと何かのソースに漬け込まれた鶏肉を焼いたもの。

こういう安い店の性として、味は不安定。でもだいだいの場合において、これは美味しい。ヨーグルト効果(たぶん)で、肉が柔らかく、味はまろやか。

思い出の味の一つ。
修行のつもりではなかった。でもやっぱり、ただの苦行でしかなかった。

寮の自室での就寝という試みは、2晩にて終了。

暑くて眠りをしっかり取れないというのはやはり辛い。ちょっとの出費でそれを回避できるのだから、あえてそのような苦しみに立ち向かう必要などない。

というわけで、昨夜からはまた安宿のエアコンの効いた快適な部屋での就寝。

上等なホテルでの宿泊も検討したが、冷静さを取り戻し、自粛。結局同じ宿にした。
暑い。当たり前。だってここは5月のデリー。とても暑い場所の、1年で一番暑い時期だ。

今回の渡航から最初の4泊はホテルに泊まった。夜をエアコンの効いた部屋で過ごすため。言い換えれば、ちゃんと寝るため。

昨日からは、寮の自室での就寝にチャレンジしている。べつに悟りを開くために苦行に立ち向かっているわけではない。ただ、「きっと大丈夫だろう」と思ってみたから。

しかし、なかなか容易でない戦いがそこには待ち構えていた。深夜12時でも室温34℃。気象情報によれば最低気温は30℃やや下回るくらいまでしか下がらない。したがって、深夜の室温34℃というのは、その意味では極めて妥当な数値。ようするに、ここだけ特別に暑いわけではなく、これが普通なのだ。この部屋は電化製品がやたらに多いというハンディキャップもあるが、地上階というのはアドヴァンテージだ。

明け方にはもう少し下がる。今朝は32.5℃まで下がっていた。

この差は重要。経験上、32.5℃なら十分に寝られる(ただしファン全開)。34℃は苦しい。

昨夜はなんとか寝つけたが、しっかり寝られた感じはしない。苦しい目覚め。

1℃下げられればだいぶ違うのだが、それが難しい。外から風を入れても、外が暑いのだからどうしようもない。

なので、今夜は濡れタオルを装備して、体感温度を下げる戦術で戦いに挑む。
6日夜にデリーに到着して、翌7日から数えて現在実働5日目。ここまで、非常に順調にやるべきことを片付けてきている。

必要なアポイントメントはすべて取れた。事前に話を通していなかったにも関わらず。

用事があって研究科を訪ねると、他の会うべき人とも偶然に遭遇できた。

JNUの知人とも、主要どころは一通り会えた。すべて通りすがりというか、道すがらに。

手続き関係も順調にこなした。待たされることも、トラブルも何もなく。

こんなに順調でいいんだろうか。何か最後に落とし穴があるのではないか。そんな不安さえ抱く。

しかし唯一順調でないのが、毎度のことながら自分の論文執筆。それが問題だ。

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スーラ。インドのワイン。
レベルアップしているような気がする。
サーケートのショッピングモール(DLF, MGF, Select City Walk)は発展を続けている。日曜夜とあって、大混雑。ショッピングモールが林立するグルガーオンとは違い、南デリーではこのサーケートが突出した存在だ。

今回は、DLFの部分のフードコート(Hard Rock Cafeの側)に行ってきた。

かの有名なKarim'sも出店しているが、さすがに混んでいたので、となりのNizam'sを利用。初。というか、この店名はKarim'sのパクリか何かか?

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混雑。向こうに見えるのがKarim's。客は見渡す限りデb、否、ふくよかな方ばかり。
さすが金持ち。
 
エッグ・マトン・ロール(ダブル)。でかい。Rs. 140(たぶん)

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卵の薄焼きを生地として、中にマトンの塩焼きと玉ねぎを巻いたもの。

やわらかマトンが美味。でも、卵とマトンと玉ねぎの味が独立したままで、調和が感じられない。

しかし、カロリーやコレステロールのことを考えると、恐ろしい食べ物だ。
1ヶ月ぶりのデリー暮らし。ちゃんと適応できている。

暑さも、体感は思ったほどではない。もちろん、できるだけ暑い時間に活動しないように注意はしているが。

いまのところ、早朝から夜までJNUを拠点に活動し、夜はホテルのエアコンの効いた部屋で就寝するパターン。

さて、今日のランチは、サフダルジャン・エンクレイブのIts' Greek to meというギリシア料理レストランで。過去にも何度か来てる

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昼からビール。

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料理は、鶏のムネ肉の胡椒焼き。それとつけあわせのパン(ここはパンが良い)。

鶏は、酷い。日本なら、1口で食べるのをやめるレベル(ここでは栄養補給と割りきって食べきったが)。

火の通しすぎで、肉が固くなってしまっている。脂身の少ないムネ肉なので、焼きすぎは致命傷なのだ。
香港2日目。あまり時間はない。

朝は散歩。朝食は散歩途中に見つけた店で。

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柔らか麺。スープ。牛の腸の煮物?香醋タレ。パクチー。
スプーンだけで食べるものらしい。14$。

散歩の目的は本屋。『歩き方』に「香港のインテリ御用達」と書かれた辰衝圓書。しかし興味を引く本なし。無駄足に終わった。

中途半端に時間を持て余したので、ちょっと早めにチェックアウトを済ませて空港へ行くことにした。チェックアウトのときも、スタッフの態度が気にくわない。設備もロケーションもいいのだが、これではまた来たいと思えない。

ホテルからタクシーで九龍駅に行き、そこからはエアポート・エクスプレス。九龍駅までのタクシーの運転手は、今回の滞在で唯一英語の通じない相手だった。「エアポート・エクスプレスの九龍駅」まで行ってもらうはずが、「エアポート」だけ拾い上げられてしまい、危うく空港まで連れて行かれるところだった。

空港で暇つぶし。この空港なら時間を持て余さずにすみそう。空港物価と市価が同じ、ということを打ち出している。そもそも香港では物価が高く、空港ではとくに値のはる商品が多いわけだが、ハブ空港の振興政策としてはありだと思う。

まず昼食。焼きそばとビール。うまし。迷った末に断念した味千ラーメンは、また今度。

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エビ・鶏やきそば。ビール。100$。

フライトは、バンコク経由のデリー行き。ちなみに、バンコク経由だということは、この日のこのときまで知らなかった。知っていれば違うルートを選択していたと思う。多少は沈静化しつつあるとはいえ、政情不安定な時期にあえてバンコクを経由地には選択しない。バンコク経由のことは説明してなかったよね、HISの○○さん(怒)。

このフライトの機体は新しい。座席設備はJALのプレミアム・エコノミーのものと同じ。横は2-4-2の座席。座席間隔はふつうのエコノミーと同じくらいだと思う。ちょっと豪華な感じはするが、席を倒せないから嫌い。

バンコクまで2時間半ほどのフライト。慌ただしい機内サーヴィス。食事は軽食ではなく、しっかりとしたもの。中華。飲み物は白ワイン。うまし。

バンコクで一時着陸。乗り換えはなし。乗客の8割方はここで降りた。バンコクからの乗客は少なく、結果的に2割くらいの搭乗率となった。がらがら。

しかし客数が断然少ないのに、こっちのほうがうるさい。さすがインド行き。機内を飲み放題のバーくらいに思っている連中がいるのもさすが。周囲のターバン率も非常に高い(ターバンのみなさんは紳士的で、騒いでいるのは他の連中)。

また機内食。ちゃんとした食事。ベジ・カレー。辛し。とてもうまし。午後4時にして、これでこの日4回目の食事。しかも4回中3回が飲酒を伴う。食べ過ぎだ。

インド時間午後8時頃、IGI空港着。入国手続きはガラガラ。しかし荷物が出てくるのが遅いから意味なし。相変わらずのことだが。

多少両替もして、プリペイドタクシーで予約してあるホテルへ。いつものEasy Cabsはなぜかカウンターに人がいなかったので、やむを得ずのプリペイドタクシー。

このときのタクシー運転手が悪徳運転手だったわけだが、憎めない奴だった。

自分「~ホテルへ」
運転手「そこは大きくて高いよ」
自「そのホテル、知ってる?」
運「知ってる」
自「…」

ちなみに、そのホテルは小さく、安いホテルだ。
明らかに運転手はそのホテルを知らない。

自「とにかくそこ行って。予約してあるんだ」
運「~~ホテルなら安くていい部屋」
自「予約してあるんだって」
運「…」
運「~~ホテルなら安くていい部屋」
自「…」

自分と繋がりのあるホテルに連れて行ってコミッション(手数料)をとろうという、よくある悪徳運転手の手口だ。だが、あまりにも稚拙。やるならもっとうまくやれ。

運「インドは初めて?」
自「JNUの学生だ」
運「…」
運「インドは初めて?」
自「初めてなわけないだろ」

客のインド経験値に探りを入れるのも基本手口。どうやら、詐欺のための手口となるいくつかのフレーズを繰り出すだけで、そこから応用が効かないのだ。

そんなこんなでやりとりをしているうちに、コミッション狙いを諦めたらしい。ホテルの場所を聞いてきた。あんた、さっき知ってるって言っただろ。すると、今度は情に訴える作戦に出てきた。

運「結婚してる?」
自「いや」
運「自分は結婚してて子供もいるんだ」
自「よかったね」

子どもがいるからチップくれ、という愚論だが、こういうことを言うドライバーはよくいる。このあとも、短い距離の仕事で儲けが少ないんだ、とか、そんなことを延々と言っていた。

で、結局自分で道を指図してホテルまで辿りついた(もちろんその運転手は行き先のホテルを最初から知らなかった)。チップなどやらない。こういう不逞な輩がいるから、デリーの評判は悪くなるのだ。


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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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