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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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香港2日目。あまり時間はない。

朝は散歩。朝食は散歩途中に見つけた店で。

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柔らか麺。スープ。牛の腸の煮物?香醋タレ。パクチー。
スプーンだけで食べるものらしい。14$。

散歩の目的は本屋。『歩き方』に「香港のインテリ御用達」と書かれた辰衝圓書。しかし興味を引く本なし。無駄足に終わった。

中途半端に時間を持て余したので、ちょっと早めにチェックアウトを済ませて空港へ行くことにした。チェックアウトのときも、スタッフの態度が気にくわない。設備もロケーションもいいのだが、これではまた来たいと思えない。

ホテルからタクシーで九龍駅に行き、そこからはエアポート・エクスプレス。九龍駅までのタクシーの運転手は、今回の滞在で唯一英語の通じない相手だった。「エアポート・エクスプレスの九龍駅」まで行ってもらうはずが、「エアポート」だけ拾い上げられてしまい、危うく空港まで連れて行かれるところだった。

空港で暇つぶし。この空港なら時間を持て余さずにすみそう。空港物価と市価が同じ、ということを打ち出している。そもそも香港では物価が高く、空港ではとくに値のはる商品が多いわけだが、ハブ空港の振興政策としてはありだと思う。

まず昼食。焼きそばとビール。うまし。迷った末に断念した味千ラーメンは、また今度。

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エビ・鶏やきそば。ビール。100$。

フライトは、バンコク経由のデリー行き。ちなみに、バンコク経由だということは、この日のこのときまで知らなかった。知っていれば違うルートを選択していたと思う。多少は沈静化しつつあるとはいえ、政情不安定な時期にあえてバンコクを経由地には選択しない。バンコク経由のことは説明してなかったよね、HISの○○さん(怒)。

このフライトの機体は新しい。座席設備はJALのプレミアム・エコノミーのものと同じ。横は2-4-2の座席。座席間隔はふつうのエコノミーと同じくらいだと思う。ちょっと豪華な感じはするが、席を倒せないから嫌い。

バンコクまで2時間半ほどのフライト。慌ただしい機内サーヴィス。食事は軽食ではなく、しっかりとしたもの。中華。飲み物は白ワイン。うまし。

バンコクで一時着陸。乗り換えはなし。乗客の8割方はここで降りた。バンコクからの乗客は少なく、結果的に2割くらいの搭乗率となった。がらがら。

しかし客数が断然少ないのに、こっちのほうがうるさい。さすがインド行き。機内を飲み放題のバーくらいに思っている連中がいるのもさすが。周囲のターバン率も非常に高い(ターバンのみなさんは紳士的で、騒いでいるのは他の連中)。

また機内食。ちゃんとした食事。ベジ・カレー。辛し。とてもうまし。午後4時にして、これでこの日4回目の食事。しかも4回中3回が飲酒を伴う。食べ過ぎだ。

インド時間午後8時頃、IGI空港着。入国手続きはガラガラ。しかし荷物が出てくるのが遅いから意味なし。相変わらずのことだが。

多少両替もして、プリペイドタクシーで予約してあるホテルへ。いつものEasy Cabsはなぜかカウンターに人がいなかったので、やむを得ずのプリペイドタクシー。

このときのタクシー運転手が悪徳運転手だったわけだが、憎めない奴だった。

自分「~ホテルへ」
運転手「そこは大きくて高いよ」
自「そのホテル、知ってる?」
運「知ってる」
自「…」

ちなみに、そのホテルは小さく、安いホテルだ。
明らかに運転手はそのホテルを知らない。

自「とにかくそこ行って。予約してあるんだ」
運「~~ホテルなら安くていい部屋」
自「予約してあるんだって」
運「…」
運「~~ホテルなら安くていい部屋」
自「…」

自分と繋がりのあるホテルに連れて行ってコミッション(手数料)をとろうという、よくある悪徳運転手の手口だ。だが、あまりにも稚拙。やるならもっとうまくやれ。

運「インドは初めて?」
自「JNUの学生だ」
運「…」
運「インドは初めて?」
自「初めてなわけないだろ」

客のインド経験値に探りを入れるのも基本手口。どうやら、詐欺のための手口となるいくつかのフレーズを繰り出すだけで、そこから応用が効かないのだ。

そんなこんなでやりとりをしているうちに、コミッション狙いを諦めたらしい。ホテルの場所を聞いてきた。あんた、さっき知ってるって言っただろ。すると、今度は情に訴える作戦に出てきた。

運「結婚してる?」
自「いや」
運「自分は結婚してて子供もいるんだ」
自「よかったね」

子どもがいるからチップくれ、という愚論だが、こういうことを言うドライバーはよくいる。このあとも、短い距離の仕事で儲けが少ないんだ、とか、そんなことを延々と言っていた。

で、結局自分で道を指図してホテルまで辿りついた(もちろんその運転手は行き先のホテルを最初から知らなかった)。チップなどやらない。こういう不逞な輩がいるから、デリーの評判は悪くなるのだ。
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プロフィール
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toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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