インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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インド撤収荷物発送の第2便(第1便のようす1、2)。
今度は、近場の郵便局から。 まずは寮からタクシーを呼ぶ。「10時に」と電話しておいたら、10時半に来た。まあいつものことだが。いつもながら腹立たしい。 どこかで見た顔の運転手だ。前にも会ったことがある。いつ会ったんだろうか。 タクシーに荷物を詰め込み、出発。今日はタクシーのエアコンも使う。エアコンを使うと料金はかなり高くなるが、しょうがない。もうこの暑さは限界超えだ。車に乗っている時間が短いのでもったいない気もするが、それでもしょうがない。 訪れたのは、ヴァサント・ヴィハールCブロックマーケット。車で5分。 大きな地図で見る 郵便局前に車を停める。郵便局に行ってみるが、布かけ職人は見当たらない。局員に尋ねると、マーケットでやってもらってから持って来い、とのこと。 マーケットに出てみると、すぐ見つけた。仕立屋がミシンを出している。聞いてみたら、この人でOKだ。店の人に荷物をタクシーから運んできてもらい、さっそく布かけ。 今回は5つに荷物に、1つ1つ布をかける。前回のGPOのときは、適当に布をまきつけて、手縫いで絞めるように縫っていた。今回は違う。さすがは仕立屋。荷物の寸法を測り、それに合わせて袋状にミシンで布を縫い合わせてから荷物に布を着せる。最後は手縫いで縫い合わせる。自分は、出来上がった荷物に順に宛名を書く。それでも時間が余るので近くの店で買物もしてきた。 全体的に、仕事はこちらのほうが丁寧。ただ難点は、かなりきっちりの寸法で布袋をつくるので、それを着せるときに、きつすぎて着せるのに苦労したり、寸法を間違えて入らなかったり(←これは酷い)。 40分くらいかかった。ここは日陰だったのが不幸中の幸い。 待っている間、自分の乗ってきたタクシーを見やると、運転手が居ない。車外の木陰で佇んでいた。そこでピンときた。思い出した。この運転手、交通違反のときの奴だ。どおりで記憶に残っているはずだ。 それは1月のこと。1日8時間のパッケージでタクシーを使っていたとき、禁止されていたところでUターンをして、見事に捕まった。後部座席に乗っていた自分も気付くほどはっきりとUターン禁止の表示が明確な場所。警官に指示されて車を停めて車外に出ると、運転手は必死。警官の靴に手をあてて(最上級の敬意)、お願いをする。乗客の自分たちは車内でその様子を見ていた。結局懇願は通じず、違反切符を切られて罰金を払ったようだった。罰金の金額は聞かなかった。その日の最後、自分たちに料金を聞かれた運転手は、しばらく固まっていた。うっすらと涙目?そして考えた末、本来の正規料金を口にした。交通違反の罰金をこちらには請求しなかった。自分1人で乗っていればちょっと多めに払うところだが、その日は同乗者と割り勘だったので、請求額通りに払った。きっと運転手は赤字だったことだろう。 ようやく布かけ完了。タクシーの運転手と仕立屋の子供(10才くらい?)と自分で荷物を郵便局に運ぶ。 すると、郵便局員が何か言ってくる。何語?英語まじりのヒンディー語?それともヒンディー語まじりの英語?よくわからないが、「Seal」をしろ、ということを言いたいようだ。 そうきたか。 前提知識がなければわからなかっただろうが、これは封蝋のことだ。前回のGPOでは求められなかったので、もうそういうルールは消えたのかと思っていたが、ここではまだ生きていた。局員は文房具で買え、みたいなことを言うが、運転手は仕立屋に戻ろうと言う。それが正解だろう。 荷物を持ち帰り、仕立屋のオヤジに事の顛末を話すと、なにやら不服そうだ。封蝋を求められるのがいつもとは限らないようだ。 仕立屋の子が準備を始める。白いろうそくに火を灯し、封蝋用の赤いろうそくを溶かし、荷物の縫い目につけていく。手馴れたものだ。 ようやく封蝋付けを終えて、再び郵便局へ。さほど混んでいない。 局員が1つ1つ重さを量ってEMSのシールを貼る。手際が悪くて遅いので、カウンターの中に入って自分も手伝う。最初の3kgくらいの軽い荷物でもRs. 1,000を超える。 局員「この金額だが大丈夫か?」 はい。覚悟の上です。 次はもうちょっと重い。金額ももうちょっとかかる。 モニターの金額を指差し、 局員「大丈夫か?」 クドい。 5つでトータルRs. 10,000強。痛い出費だが、やむを得ない。 こうして、発送手続きを完了した。厄介なものだ。 (追記) 27日、5つ中、4つの荷物が到着。所要5日。 PR ![]() ![]() |
プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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