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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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ここJNUでは、学期初めの登録手続き(レジストレーション)というものがある。学費や諸経費を納入し、6枚綴りの書類を記入し、指導教授や所属センターの長の署名を集め、その上で学生証の更新などの手続きを行う。そうした一連の手続を自力で行わねばならない。

今日はそのレジストレーションがようやく完了した。めでたい。そこで、インド産のスパークリングワインであるSula Brut(右)を一人で飲み干しながら、これまでの経緯を記しておこうと思う・・・。


2年弱の留学中、これが最後のレジストレーション。だが、感傷は一切ない。ただただ煩わしいだけだ。

そもそも、今インドにいるのはレジストレーションを行うためだ。12月末に負傷したために帰国したが、とりあえずインドに戻らざるを得なかったのは、このレジストレーションを自力で行うねばならないためだ。昨年は友人のN氏が日本で用事があり、自分が彼のレジストレーションを代行、あるいは延期するために尽力したがかなわなかった経験から、自分でやるしかないと学習していた。そうでなければ、わざわざ松葉杖をついてこのインドに戻る必然性などなかったのだ。

レジストレーション期間は、1月5日までの1週間。そこで1月3日(日)にインドに戻り、翌4日から手続きをスタートさせることにした。昨年の経験からして、あまり早く戻っても仕方がないと考えていた。自分の学費はインド政府機関(ICCR)が大学に振込むのだが、これが遅れがちなため、インド政府の奨学金を受ける学生の手続きは否応なく遅れるのだ。

1月4日(月)

手続きスタート。まずは住んでいる寮の寮費を納める。午前10時過ぎ、寮の会計を訪ね、同じくレジストレーションを開始すべく寮費の支払いに来た学生とともに列をなし、今学期分の寮費を納入した。取るに足らない金額だ。

この寮費を納入したことにより、手続き書類を所属センターで入手可能となる。

寮から松葉杖をついて所属センターへ(松葉杖で行ける距離では無かった。後悔)。寮費の支払いを済ませた領収書を提示し、今学期の手続きの書類一式(フォリオ)を受け取る。

それから、学費の納入を確認すべく、アドミニストレーション・オフィスへ。まずは所属の有無を確認するのだが、その段階でパスポートを要求された。持っていなかったため、オートリクシャーで戻り、パスポートを持って再来。そして要求された書類への記載を行うが、インド政府奨学生である旨を記載すると、係官のおばちゃんから、まだICCRから学費が届いていないので手続きをできないとの無情の通知。ICCRから学費が振込まれるまで、これ以上の手続きはできない。

そのため、この日の午後は他のことに時間を使った。

1月5日(火)

前日は杖をついて行ったが、体力的にもう無理だ。そこで、友人のO氏に迎えにオートリクシャーで来てもらった。

フォリオを完成させるべく、指導教授の研究室を訪れる。アポなしだったが幸い遭遇できた。指導教授の項目にサインをもらうべくフォリオを差し出すと、指導教授欄のみならず、センター長の項目にもサインを埋めている。計12箇所。この学期からセンター長になったようだ。順番からしてそうだろうと予期していたので、驚きはない。これで手間が省けた。しかし指導教授がさらに多忙となってしまうのは、あまり嬉しいことではない。

それから、センターの事務所でフォリオに必要な印をもらう。これでフォリオはほぼ完成だ。あとはICCRだけ。

アドミニストレーション・オフィスに行っていたO氏に聞いてもらったところ、ICCRからの学費の振込はまだ行われていなかった。本来レジストレーションは今日までだが、仕方がない。自分のせいではない。

1月6日(水)

この日は、レジストレーション以外に時間を費やす。O氏からの知らせによると、ICCRからの振り込みはまだであった。あとはICCRからの振り込みさえ行われればすぐにでも手続きは完了するのだが・・・。

故障発生以来、自分からそのことを知人たちに知らせることはなかったが、知人たちと遭遇する機会が増えてきた。いろいろと手助けを申し出てくれる。ありがたい。

1月7日(木)

自身の問題で連日アドミニストレーションに通っているO氏に迎えに来てもらい、ランチを共にしてからアドミニストレーション・オフィスを訪れた。すると、同じくICCRの奨学金を受けている日本人学生のT氏と遭遇。なんと、ICCRから学費の小切手を自力で勝ち取ってきていた。しかも、自分の分も持ってきてくれていた。ありがたや・・・。

T氏が持ってきてくれた小切手を持ち、アドミニストレーション・オフィスで手続きを行う。速やかに完了。

松葉杖をつく体力が限界に達していたので、途中で休憩を挟んでから、スクール(研究科)での手続きに移る。こちらも迅速に完了。スクールの事務に2枚、センターの事務に1枚を提出。

あとは完成したフォリオを2箇所に投函すればOK。

まずは学生課(Office of Dean of Students)へ。松葉杖で行くのはなかなかの骨であったが、他に手段はない(オートリクシャーやタクシーを使う場所ではない)ので仕方がない。学生課でフォリオを投函すると、小切手を持ってきてくれたT氏や、他の知人と出くわす。立ち話をしながら体力回復。

最後は自分の住む寮。T氏も同じ寮の利用者(住人とは言えないかも)なので、T氏のバイクに乗せてもらった。寮で管理人にフォリオを提出し、これで手続き完了。

当初は、4日と5日で終わればいいと思っていた。しかしICCRの動きがなく、うまくはいかなかった。場合によっては翌週への持ち越しも起こりうると懸念しはじめていた。そこで事態を展開させてくれたのは、T氏。多謝。彼のおかげで一気に片付いた。
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プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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