インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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【備忘録的エントリ】
2010年7月現在、観光ビザ等でインドに入国する場合、一度インドを出国すると、2ヶ月以内は原則的に再入国できないというルールがある。今年1月に導入された新しいルールだ。頻繁にインドを訪れる必要がある我々にとっては、非常に面倒なルールだ。特別許可を得れば2ヶ月以内の再入国も可能であり、東京のインドビザセンターでは(2ヶ月以内の再入国を諦めるのではなく)特別許可を得るように推奨しているように見受けられた。しかし、わざわざアポイントメントをとって大使館を訪れ、面談をうけるのは実に厄介な話である。 6月に取得した自分の観光ビザを見ると、確かに次のような但し書きが印刷されている。 同じ観光ビザで2ヶ月以内に再入国を試みるのが典型的な該当事例であると言えよう。そのような場合、特別許可を得ていなければ、入国審査で追い返されることになる。 上記規定からだけでは適否を推定しがたい、微妙な事例もありうる。今回の自分の例がそうだ。今回のインド入国は、前回のインド出国から2ヶ月以内である。だが、前回の出国までは、学生ビザでのインド滞在であった。学生ビザでは2ヶ月ルールの適用を受けない。今回の入国は、その間に新たに得た観光ビザを用いてのものであった。 ビザに記された但し書きからだけでは判断が難しい。「2度目」の解釈次第なのだ。このビザで2度目、という意味であるならば、再入国禁止に該当しない。新たなビザでの1度目の入国であるためである。ビザとは無関係に、2ヶ月以内で2度目の入国、という意味であるならば、該当してしまう。前述のように、前回の出国から2ヶ月経っていないためである。 このように微妙な事例であったので、ビザ取得時(受け取り時)にビザセンターの職員に確認を行った。職員は、最初「2ヶ月以内だから2度目の入国はダメ」と言ったが、大使館に電話をかけて担当者に尋ねていた。すると、すでに自分のビザ申請をめぐる確認が大使館側では行れていたのだろうか、すぐに明確な回答が得られた。2ヶ月以内ではあるが、新しいビザでの1回目の入国になるので、2ヶ月ルールには抵触しない、とのことであった。 非常に明確な回答が得られたことによる安堵感はあったが、実際に入国審査を無事に通過できるかどうかへの不安は依然として残っていた。日本のインド大使館の判断としてOKであったとしても、インド側の入国審査官が異なる判断をする可能性もあるからである。 そのような訳で、今回の入国審査は若干の緊張を伴って迎えた。しかし、結局問題なく審査を通過できた。前回出国から2ヶ月以内であることに関しては何も言われなかった。むしろ、パスポート取得時の3年前と人相が若干変わっていること(主として眼鏡の有無による)のほうが、審査官の注意を引いたようだ。何度も顔を見て確認をしていた。 結論。学生ビザから観光ビザに変更して1度目の今回のインド入国は、前回の出国から2ヶ月以内であったが、まったく咎められなかった。 無論、同様の事例で同様の結果が得られるかどうかはわからない。一事例の結果報告に過ぎない。今回の事例のみから推論すれば、「2度目」は同じビザでの2度目を意味することになるが、この推論の真否は不明である。 また、同種類のビザ再発行では話は違ったものとなるだろう。おそらく、有効期限の残った観光ビザを再発行して2ヶ月以内の再入国をすることは認められないはずだ。それを認めてしまえば、2ヶ月以内再入国禁止ルールは有名無実化してしまうからである。 PR |
プロフィール
HN:
toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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