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インド・ニューデリーのジャワーハルラール・ネルー大にて国際関係を学んでいた留学生の記録。
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本日7月23日、インドより完全撤収。

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JNU寮の子猫。
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ゲジゲジを

踏まずに歩くの

難しい

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雨のJNU
今回の滞在、食に関してはハズレが多くて困る。


その1。


滞在中のホテルでのルームサービス。
ある日、初めてこのホテルで食事をルームサービスでとった。

……。

激しく不味い。

間違いなく、自分の人生で経験した最も不味いインド料理だ。
明らかにスパイスの調合を誤っている。
好き嫌いの問題ではなく、本当に不味くて食えない料理。
我慢して口に運ぶと、涙が出そうになる。

遅い時間に注文したためかもしれないが、明らかに料理人の仕業ではない。
素人が見よう見まねで適当に作ったのだろう。

そういえば、ここのホテルは周囲のおすすめレストランを客に教えているし、なぜか部屋には出前のピザ屋のチラシもある。
そういうことなのか。スタッフもわかっているのだな。


その2。


ホテル近くのレストラン。ちょっと綺麗なホテルの中にある。
ホテルのおすすめではなく、ただ見た目が綺麗だったので入ってみた。

マトンカレーとナーンを注文。
すぐにウェイターが戻ってきた。
ナーンはまだ用意できない。ライスにしてくれ、とのこと。
わかった。じゃあ、エッグ・ビルヤーニ(炊き込みご飯)に変えてくれ。

思いのほか早く、エッグ・ビルヤーニが先に出てきた。
普通は同時に出すだろ、と思いながらも空腹だったので、食べはじめる。
若干米が生っぽい。

なかなかマトンカレーが出てこない。
当然ながら、カレーとライスは同時に食べたい。

しびれを切らせてマトンカレーはまだかと催促したら、明らかに動揺している。

おい(怒)。

その後ようやく、慌てて用意したと思われるマトンカレー到着。
考えて見れば、マトンカレーがビルヤーニより遅いはずがないのだ。
明らかに、マトンカレーの注文を忘れていたのだ。

しかも案の定、十分に火が通っていない。
生煮えのマトンなんか食えるか。殺す気か。
作り直させるのも手だったが、とにかく一刻も早くこのふざけたレストランを出たかったので、
カレーの汁の部分でビルヤーニをちょっと食べて、
さっさと会計を済ませて店を出た。

マトンの生煮え部分を見えるように皿に残して。

もちろんチップなど置かない。


……このエリアは食の不毛地帯か。
ミッション・コンプリート。

達成感よりも疲労感が強い。

ちょっとゆったりしたい気分。
毎朝7時頃、ホテルを出てJNUに向かう。

ちょうど通学時間帯らしく、地元の子供たちが学校に向かう時間でもある。

ホテルに近い、マヒパールプールの交差点でいつもオート・リクシャーを拾う。

そんな生活が1週間近く。

早くもマヒパールプールの交差点を「シマ」とするオート運転手に顔を覚えられつつある。

昨日は、数日前と同じ運転手がいたので、その人に頼んだ。

そうしたら、今日もいた。

ただし、今日は交差点に着く前に別のオートを拾ってしまった。

そこで乗ろうとしていると、馴染みの運転手が、

「兄ちゃん、こっち来なよ」

と言って駆け寄ってきたが、もう他の運転手との交渉に合意してしまったので、手遅れ。

また明日ね。
カーン・マーケット(Khan Market)の中華料理屋、Ginger Moon(姜月亭?)でランチ。

無難に美味しい。

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ラッシー。

インド名物ヨーグルト・ドリンク。

1リットルの紙パック入でも売られている。

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Amul社のKool Lassee, Rose Flavour。Rs. 41。

バラ風味の甘ーいラッシー。

いかんせん甘すぎる。

たくさん飲んだら(甘すぎて)気持ち悪くなりそうだ。

【備忘録的エントリ】

2010年7月現在、観光ビザ等でインドに入国する場合、一度インドを出国すると、2ヶ月以内は原則的に再入国できないというルールがある。今年1月に導入された新しいルールだ。頻繁にインドを訪れる必要がある我々にとっては、非常に面倒なルールだ。特別許可を得れば2ヶ月以内の再入国も可能であり、東京のインドビザセンターでは(2ヶ月以内の再入国を諦めるのではなく)特別許可を得るように推奨しているように見受けられた。しかし、わざわざアポイントメントをとって大使館を訪れ、面談をうけるのは実に厄介な話である。

6月に取得した自分の観光ビザを見ると、確かに次のような但し書きが印刷されている。
「前回のインドからの出国から2ヶ月以内の2度目の入国に対しては、有効でない」
同じ観光ビザで2ヶ月以内に再入国を試みるのが典型的な該当事例であると言えよう。そのような場合、特別許可を得ていなければ、入国審査で追い返されることになる。

上記規定からだけでは適否を推定しがたい、微妙な事例もありうる。今回の自分の例がそうだ。今回のインド入国は、前回のインド出国から2ヶ月以内である。だが、前回の出国までは、学生ビザでのインド滞在であった。学生ビザでは2ヶ月ルールの適用を受けない。今回の入国は、その間に新たに得た観光ビザを用いてのものであった。

ビザに記された但し書きからだけでは判断が難しい。「2度目」の解釈次第なのだ。このビザで2度目、という意味であるならば、再入国禁止に該当しない。新たなビザでの1度目の入国であるためである。ビザとは無関係に、2ヶ月以内で2度目の入国、という意味であるならば、該当してしまう。前述のように、前回の出国から2ヶ月経っていないためである。

このように微妙な事例であったので、ビザ取得時(受け取り時)にビザセンターの職員に確認を行った。職員は、最初「2ヶ月以内だから2度目の入国はダメ」と言ったが、大使館に電話をかけて担当者に尋ねていた。すると、すでに自分のビザ申請をめぐる確認が大使館側では行れていたのだろうか、すぐに明確な回答が得られた。2ヶ月以内ではあるが、新しいビザでの1回目の入国になるので、2ヶ月ルールには抵触しない、とのことであった。

非常に明確な回答が得られたことによる安堵感はあったが、実際に入国審査を無事に通過できるかどうかへの不安は依然として残っていた。日本のインド大使館の判断としてOKであったとしても、インド側の入国審査官が異なる判断をする可能性もあるからである。

そのような訳で、今回の入国審査は若干の緊張を伴って迎えた。しかし、結局問題なく審査を通過できた。前回出国から2ヶ月以内であることに関しては何も言われなかった。むしろ、パスポート取得時の3年前と人相が若干変わっていること(主として眼鏡の有無による)のほうが、審査官の注意を引いたようだ。何度も顔を見て確認をしていた。

結論。学生ビザから観光ビザに変更して1度目の今回のインド入国は、前回の出国から2ヶ月以内であったが、まったく咎められなかった。

無論、同様の事例で同様の結果が得られるかどうかはわからない。一事例の結果報告に過ぎない。今回の事例のみから推論すれば、「2度目」は同じビザでの2度目を意味することになるが、この推論の真否は不明である。

また、同種類のビザ再発行では話は違ったものとなるだろう。おそらく、有効期限の残った観光ビザを再発行して2ヶ月以内の再入国をすることは認められないはずだ。それを認めてしまえば、2ヶ月以内再入国禁止ルールは有名無実化してしまうからである。
泊まっていたホテルの最寄のマーケットにある、人気の店。

ラジンデル・ダーバー(Rajinder Dhabha)。

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こんな感じで、大量の肉を焼いている。


食べてみたのは、チキン・ティッカ・ロール、Rs. 140。

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うまし。店の前のテーブルで立ち食い。

ワールドカップ決勝観戦に備えて、ポテトチップスとジュースを買ってホテルに帰った。
朝、ホテルから大学へ、オート・リキシャ(以下オート)を拾う。

「JNU。中まで(アンダル)ね」
運転手「いいぞ」
「いくら?」
運「メーターで」

は?

メーター利用を自分から言い出すなんて、どういうことだ?

普通は、メーター表示の正規料金の2倍くらいを提示してくる。メーター通りにやれなんてこちらから言ってもどうせ無駄だから、適正と思われる金額で事前に手を打つのがいつものパターン。

ともかく、メーターをリセットして走りだした。メーターに不正がされている感じもしない。

目的地に到着。メーターはRs. 40ちょっとの表示。なのでRs. 50を差し出す。

しかし運転手は徐に紙を取り出し、料金が足らないという。この距離だと、Rs. 60弱だと。

もしや。値上がりか。

取り出した紙は、料金の対照表。おそらく、料金が改定されたのだ。メーターに表示されているのは旧金額。

英語でそのことを確認したが、通じなかったので、とりあえずおとなしく言われた金額を払った。どうも、嘘を言っている感じはしないのだ。周りに人もいるし。

この段階では半信半疑。もしかしたら、あの対照表は嘘、あるいはタクシーのものなのではないか。そう思えるくらい、金額が高いのだ。

しかし、すぐに確信へと変わった。

2回目のオート。

「プリヤーへ」
運「Rs. 25。それかメーター」

間違いない。

従来だったら、メーターでRs. 12程度の距離なのだ。

だから、Rs. 25 or メーターなどという比較は、従来成り立たない。

値上がりだ。確信した。

3回目。

「カマル・シネマ」
運「Rs. 80」
「ありえん。メーター使え」
運「新しい料金表のでいいのか?」
「ああ」

実際は新料金でRs. 50弱だった。対照表をみて金額を確認した。しかし残念なことに、その運転手は表の見方をよくわかっていないような感じがしたので、自分が見てあげた。

こうした経験(たった3回)から感じることは、運転手は新体系の料金を、自分にとって有利なものだと考えているということだ。

今日の自分は、大きな荷物を背負った、あからさまに外国から来た人。いわばカモだ。

それならば、交渉で高めの金額を引き出そうとするのが、オート運転手の仕事だ。

なのに、みんな新体系の金額で、納得しているのだ。ということは、交渉して金額を決めるよりも、メーターにしたがって規定通りの金額をもらったほうが良いと考えているのだ。

移行期ゆえのこともあるのだろうが、今のところ、以下の式が成り立っていると推定できる。

新正規金額>利用者との交渉で合意できる金額>旧正規金額


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プロフィール
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toshi
性別:
男性
自己紹介:
2008年7月から2010年5月まで、ジャワ―ハルラール・ネルー大学留学。
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